こ、これがコロッケだと!!
キッチン&バル OLD SCOT(錦糸町)
こちらも二回目の登場。
すっかり気に入ってしまったので、ここの斜め向かいにある「力屋」と共に登場する頻度が高くなることをご容赦ください。
それほど「OLD SCOT」は安くて美味しいタパスが充実している。
約一ヶ月ぶりに訪れたのだが、うれしかったのは二回目となる私を覚えていてくれたこと。
顔を見るなり「あ、いつもありがとうございます」と声を掛けてくれた。
❤をギュッと鷲摑みされてしまった。
写真はお店のホームページから。 奥のカウンター、左から二番目がお決まりの席です。
(勝手にそうしてます。左端にはバッグを置いているので、二番目)
気分を良くしていたので「ハイボールを飲みたいんですが何かお薦めを」などとかっこよくオーダーする。
まさか自分の口からこんな言葉が出る日が来るとは……。
「それでは、こちらはいかがですか?」と出されたのがこれ。
トマーティン12年。お酒には疎いので、初めて聞いた銘柄。
スコットランドのシングルモルトだそうだ。
グラスを口へ運ぶとフルーティーな香りがする。
少し甘みがある優しい味わい。
のどを潤しながら、この日も三品のタパスをオーダーし、「#探偵さえいなければ /東川篤哉」をバッグから取り出した。
本作二話目「ゆるキャラはなぜ殺される」では、鵜飼探偵が登場するものの謎解きはサッパリ。
彼に代わって謎を解くのは、以前もこのシリーズで名推理を見せた「剣崎マイカ」というイカの着ぐるみキャラ。いかにも烏賊川市(いかがわし)のお話らしいではマイカ。
表紙絵で大きな左目だけ見えているのが、ゆるキャラ探偵とでも呼ぶべき「剣崎マイカ」
語尾に「マイカ」をつけるのが、このキャラのお約束です。中の人は酒屋の看板娘(推定年齢、二十歳前後)なのがバレバレだけど、本人はかたくなに否定しています。
市が主催したゆるキャラコンテストで、出場予定のキャラが殺される。ある種の密室殺人だが、お手上げの鵜飼を尻目にマイカちゃんが謎を解く!
一件落着したかに見えたけれど……最後にオチが待っているのは、さすがというべきか。
ということで、本日の料理をご紹介。
まずは「小魚のエスカベッシュ」
薄い衣をつけて揚げた小鯵を、玉ねぎやパプリカと一緒にビネガーで漬けている。
お酒の肴にもってこいの一品。
エスカベッシュとは魚を使った保存食として古くからある調理法。
日本の「南蛮漬け」はこれがもとになっているそうです。
二品目の「タコとトマトのバルサミコマリネ」は、エスカベッシュと酢被りしてしまった。
エスカベッシュが何かを知らないで頼んだということがバレバレですな。
ただ、こちらはバルサミコを使っていることとトマトがたっぷり入っているので、全体の味としては酸味が抑えられていて美味しかった。
タコは大きめのぶつ切り。トマトも同じ大きさに切ってあるので、見た目のバランスもいい。
添えられているクラッカーが、全粒粉タイプなのもポイント高し。
そして最後は、トップ画像にも使った「和牛コロッケ」だ。
溶岩プレートの中央にきれいなボール状で鎮座し、周囲を濃厚なミートソースで守られている。
その頂には粉チーズと彩のパセリが。
出されたときに、思わず「おぉっ」と小声で言ってしまったほどの、まさにインスタ映えする一品。
断面はこんな感じです。
厚めの衣は固くカリッとしていて食感もよく、とても美味しくいただきました。
このタパスたち、どれも500円なんですよ!
通いたくなるのも分かるでしょ?
――美味しいものと文庫本⑫――
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こんな私もミステリーを書いています。
謎解きIQ付き短編ミステリー集「謎と共に去りぬ」を公開中。
懐かしい「IQサプリ」や人気の「ナゾトレ」みたいな謎を、御曹司探偵・武者小路耕助がちゃちゃっと解いていきます。
ちょっと憎めない先輩をフォローしていくのが助手の鈴木くん。物語は彼目線で進んでいきます。ぜひ、ご一読を!
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