過去を生きずに、今の選択を全肯定して生きていく


元夫の病状悪化に対してこのまま何もせずに、
彼からの要望に応えるだけでいることに、
私たち家族だけで支えていくことに、
それがもう怖くて、辛すぎて、
病院の先生に以前聞いたように、
今後このままでは彼がどんどん人格崩壊していくのではないかと思い、
思い切って向こうのご家族にも連絡をとってみた。

彼には、「自分の家族にオレのことを伝えたら殺す」と、再三伝えられていたので怖かったけれども、それでも彼のこの状況にこのまま見過ごすことはできないから、
命をかけて、それでもご家族に知らせた。

でも結果は、「現状維持で」という事になった。

家族は、やっぱり「大丈夫」って思いたいんだなぁ。
だから、大丈夫補正がかかって、現状に対してそんなに深刻に考えてもらえない。

・今まで仕事の先々で何度も人間関係がうまくいかなくなり、休職や退職。そして今は生活保護に。
・もう20年近く、集団ストーカーに対する恐怖を持っており、被害妄想が固定化している。
・私と私の家族に対しての度重なる暴言と脅し。
・突然の失踪、家族関係の放棄
・飲酒量の増加

これらを、今までも何度か向こうのご家族にも伝えてきたけれども、何も動かず。
今回、あらためて伝えてみても、
一度は彼の住む場所に行ってみるとなったが、「電話で話してみたら大丈夫そう」という事で、今回も動かず。

ガッカリしたけど、これだけ逼迫した状況を伝えても変わらないので、私もなんだかちょっと吹っ切れた。

向こうのご家族の判断に思うところは多々あるけれども、私の中でいろいろな気づきがあったので、今日はその事を書いてみようと思う。


私は離婚したことを全然まだ受け入れられていなくて、離婚してからいつもどこかで「あぁ、ここに優しかった頃の夫がいてくれたら良かったのに」と思っていた。

そして、「そうじゃない、今」に心底ガッカリしていたし、絶望していた。

それでも、子供達は無邪気に元気に、「お母さん大好き!」と日々伝えてきてくれていて、私も今は両親の助けがあるので全力で子供達のその気持ちに応えることができていて、その点ではすごく幸せな気持ちでいっぱいになることもできる。

でも、やっぱり、、、
離婚しないで、「優しかった夫と一緒に暮らしながら、毎日沢山のことを共有しながら、一緒に揃って子育てがしたかった」この気持ちを今までは手放すことができなかった。

ずっとその気持ちを抱えながら進んできたから、目の前に広がるそうじゃない現実を見て、ガッカリして、落ち込んでいた。

そして、それに対する心の傷が全然塞がらなくて、ちょっとのことでまた落ち込んでよく泣いていた。
かさぶたが剥がれてまた血が出た、みたいな感じだなぁとも思った。

でも、命をかけて、意を決して、
向こうのご家族に現状を伝え、「医療に繋げたい、一度入院して彼に合う治療法を見つけてほしい」その旨を伝えたものの、
ご家族の判断は「今の様子なら大丈夫でしょう。特に入院が必要とは思えない。」と。

そして、「もうあなたも離婚したのならそこまで背負わなくてもいいよ。連絡もできるだけ控えて休んだらいい」とも言われ、

なんだか、「もう、これだけ伝えても本人もご家族もその判断なら、私も、もうこんなに心身共にすり減らして、仕事も減らして、日々の暮らしもまともにできないくらい体調崩してまで彼のことをどうにかしようとして頑張らなくてもいいのか。」と、力が抜けました。

そして、離婚を決めた時も、それから4か月経った今も、全身全霊で彼に向き合い、思いつく限りのところに相談させてもらい行動して、出来ることはやり尽くしたのだから「今の選択を全肯定しよう!やるだけやった!ベストを尽くしたけど、それでもこうなった今なのだから、もうどうにかしようとしなくていい。彼の心が癒されて、日々彼が幸せに生きていけますようにと祈ることに集中しよう。」と、ストンとそう思えた。


話は変わるけれども、
ここ数日ちょうど、パラレルワールドについて発信している人の投稿を見ていて、いろいろ学ぶことがあった。

私は、

・離婚しなくて家族で暮らし続けた世界線を羨んで

・離婚して、彼と離れて、子供達と両親に助けてもらいながら生きている、今のこの世界線を生きていくことは、エネルギーの無駄遣い!

と、いうことに気がつくことができて、

もう、世界が変わってしまったのだから
過去を悔やんで実現できない理想の姿(離婚しなかった世界線)にいつまでも囚われることなく、

この目の前に今ある世界、ここを全肯定して、現実の目の前に起きていることに集中して、子供達が心満たされること喜ぶことにエネルギーを注いで生きていこうと、決めることができた。

もう本当に、私はやれるだけやった
でも変わらない

だったら今を全肯定して、自分を立て直して、子供達に向き合って、思い悩むことなく生きていこう。

と、そう思えた。

ちょうど先日、病院でも元夫のことを相談させてもらった時に、私の主治医からも、
「でも、それがベストです。今の中ではベストな選択だったでしょ。」と言われたこととも重なる。

いろいろなところからヒントを得て、気づきがあり、これからまた前に進むことができそうで、今回思い切って動いてみて良かったと思う。

元夫の病状や、医療に繋げたいという事は今は変わらなかったけれども、

彼の心の癒しを祈って、幸せでありますようにと祈って、私は私の道をいく。

私も自分の心を癒して、体を立て直して、経済的にも立て直して子供達と生きていく事に集中しよう。

・夫が一緒にいてくれたら良かったのに
・子供達がお父さんと一緒にいられないのがかわいそう
・家族みんなで暮らしていきたかった

この後悔は手放して、今のこの状況がベストと気持ちを切り替えて生きていこう。

今回のことを通してそう思いました。

また気持ち新たに頑張ってみます。

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