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精油の基本的なこと Ⅰ

精油とは

 精油ってどんなものだろう?と、興味を持って
 くださった方に向けて書いてみました。
 個々に単独の話しで、3話あります。

精油とは、植物が作り出す揮発性の芳香物質を
抽出したもので、天然の有機化合物が、
数十から数百種類集まったものです。

採れる部位や抽出の仕方は、
植物によって違います。

地に根を張り動かない植物が、
仲間と連絡を取り合ったり、身を守るために
揮発させているのだそうです。

成分には効能があり、それらがギュッと濃く
詰まっています。引火性があり、
油脂に溶けやすく水に溶けません。
保存の方法と使用期間に注意が必要です。

精油は天然の有機化合物の集まりです。

人工的に作られるものではないので、中には慎重
に扱わなければならないものもあります。
成分の特性によって、注意の仕方は異なります。

注意すべきは、使用方法もそうですが、
保存方法も重要な点です。

精油成分は光や温度で劣化が進み、さらに年数が
経ってしまうと、有効であったものも逆に危険な
ものとなり得る場合があります。
香りや液の状態など、ふたを開けて変化が見ら
れるようなら、勇気を持って処分してください!

使い方は色々あり、紹介されているものも
たくさんありますね。

化粧水やルームスプレーなどを作ったり、
効能を考えてマッサージオイルを作ったりしま
すが、その場合は必ず基材に薄めて使います。
原液のままでは使いません。

基材とは精油を希釈するもので、植物油や
無水エタノール、ミツロウ、クレイ、天然塩など
何を作るかで使うものが違ってきます。

芳香浴は、器と吸い上げるものがあれば、
精油を香らせておくことが出来るので、
使いやすい方法です。
原液を2~3滴くらい落として、
そのまま香らせておくのがおすすめです

精油をガラスの器や木片などに落としても、
天然成分のものであれば、
時間とともに自然と揮発してなくなります。

ティッシュペーパーも簡単で、雑菌の気になる所
などに持っていきやすいですが、
引火性のあることを考えて置く所や捨て場所には
気を付けてください。

森には木がたくさん植わっています。
動物もいればその生活臭もするはずですが、
森の空気は気持ちの良いものです。
樹々から揮発する精油が、森の清しい空気を
作り出しているのだとすれば、その力強さと
優しさがなんとなく伝わるでしょうか。

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
2話は、精油の選び方の話しです。

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