光へと導いてくれた者への手紙

ある<願い>があって

それが叶わないという事実を

受け入れ切れないまま

膨大な年月を過ごしてきた

時の流れがその記憶を

潜在意識の奥に追いやっても

事あるごとに顔を出す

亡霊のように

<無意識への王道>を

渡り歩いたことも数知れず

でも

<願い>というのは

それが本物で

長く、強く抱いていれば

天が聴き入れてくれるもの

ある時

膨大な年月を経て

それがこの手に掴めそうな所まで

近づくことができた

その時は

歓喜に溢れ

有頂天になり

それこそ天に感謝の意を表した

人生捨てたものではないと

思ったものだ

でも

不完全な形で叶ったそれは

いびつなもので

歓喜は

一気に落胆へと変わった

観念と現実とのずれ

「お前が長いこと抱いてきた

幻想の正体はこれだ!」

天からそう突き付けられたかのようだった

そして

愚か者はそこから手を引いた

手を離したのは自分

だから

もう戻ることはない

そして

手元に残ったのは

側にありながら

それまで直視できずにいたもの

その存在が

急に

光輝くものとなって

目の前に現れたのだ

そして、気づいた

「ああ、進むべきはこちらだったのだ」と

全てはここに導かれるためのプロセス

真の<願い>に気づくことができた

人生の午後

余生の道筋を示してくれた

その者の名は

“yoga”

ありがとう

ありがとう

<たましいの里帰り>への道よ

これからの余生は

その光の導きと共に

歩んでいこう

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