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対話するリーダーシップ #23 聴くということ

あるグローバル企業のアジア太平洋地域のリーダーシッププログラムを担当することにあたって学んでいることをお伝えしてみたいと思います。学んでいること、そこに関する問いをここで共有することでビジネスパーソンの方々のご参考になったらと思っています。

今回は、聴くということというテーマでお話ししたいと思います。
このPodcastのタイトルでもある「対話する」ということは、聴くということがとても大切な要素だと思います。

イギリスの仏教指導者、Stephen Batchelorさんの聴くことについてのお話です。

聴くとは、世界のポリフォニー(様々な音の響き合い)を感じる、つまり、聴く側になることで、周囲を受け止めることができるようになる
1)音楽を聴くことにあるように、一つの方向性に向かう状態ができること
2)内面の態度、内面に向かう、向き合うことの例え、じっくりと考える態度になること

フランスの仏教指導者、Martine Batchelorさんの聴くことについてのお話です。

聴くとは、瞑想で「いま、ここ」に意識を向けることを、周囲に広げていくこと
自分ではなく、相手に意識を向けていくこと、広げていくこと
同心円状に、さらに広げていくことで、世界の音楽に耳を傾けること
相手の立場に立てるようにと聴くことで、思いやり、コンパッションを持って相手に何かをすることができるようになる(状況によっては、何かをしないことも選択できるようになる)

Martineさんからは、ただ聴くことで、自然とそこに言葉が生まれ、素晴らしいことが出てきて自分でもびっくりすることがよくあるとも聴かせていただきました。確かに、そういう経験も持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回の問い
・ご自身の声をどんな形で聴いているでしょうか
・相手の方の立場になれるように聴くこととは、どんなことでしょうか

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