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#13|ゆっくりゆったり離乳しよう!無理しない"混合離乳食"育児のススメー生後12か月編-

こんにちは。ii-mono.eオーガナイザーのいとうです。

今日は、産後2年以内で、悩んだり不安になるママが多いと言われている離乳食期の育児について、「持続可能な育児」のヒントを、自身の育児体験をベースにお話しているシリーズの「生後12か月編」です。

前回のおさらい

ーイントロ編ー

ー生後6・7か月編ー

ー生後8・9か月編ー

ー生後10・11か月編ー

前回お話したように、私の場合は、産後1年で職場復帰を目指していたのですが、幸か不幸か、新型コロナウイルス感染症の影響により、産後復帰がちょうど6か月後ろ倒しになったことで、4種混合離乳食のタイムリミットはもう少し先延ばしとなったのです。

最初に卒業したのは「ミルク」だった

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息子の場合は、12か月と言っても、進捗具合は、およそ離乳食中期ごろ。

ワンプレートに盛り付けるとお子さまランチになるような茹で野菜やおやき、卵焼きなどはまだまだです。

お米も、一般的には「軟飯」の時期ですが、もちろん食べません。(一応挑戦はし続ける母^^;)

その時の様子が上の写真です。
ただひたすら、、、手でこねる → 頭をかく → 目をこする・・・。
笑ってるから、こちらも「まぁいっか」と諦めます(笑)

この時期彼がひたすら食べていたのはバナナと干し芋。芋は主食だ!

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1歳2か月のころの写真。

私はバナナを輪切りにしてたけど、夫がそのまま食べさせています。いやいやいや!って思ったけど、息子的には楽しかったようで。(夫の育児で、子どもの思わぬ成長を見ることがあります)

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これは、1歳3か月の頃。干し芋をほおばっています。

人生でバナナと干し芋をこんなにせっせと買い込んだことは無かったな・・・。

ここまで、本当に超ゆっくりゆったり進めてきた離乳食なんですが、芋だろうがバナナだろうが、固形のものを食べられるようになったこと自体が母としては感動的なのです。

そしてこの時期から4種混合離乳食に変化が訪れます。

入園も伸びたので、なにかを無理やり卒業させようとはしていなくて、あくまでも息子の意思を尊重している中で、彼は最初にミルクを自然卒業しました。(本記事のタイトルバナーの写真が最後のミルク姿となりました)

おそらく、4種混合離乳食を進める中でも、新しい食材をできる範囲で試し続けたことが功を奏して、ミルクより好きなものができたからなのかなと思います。

一気に離乳食を卒業する

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1歳4か月くらいになると、野菜の角切りは食べられるように。

バナナを皮切りに、急に汁気のない食べ物が食べられるになってきた息子。

ミルクを卒業した残る3種のうち、ベビーフードも大好きなうどんも、徐々に残したり食べなくなっていきました。


まぁ、さすがに飽きてきたよね(笑)

でも、飽きられてしまうと、「食べるものが減ってしまった・・・」と、保険がなくなってしまった不安感に襲われます。


そんなある日、実家に帰っていたときのこと。

実母が、その日の献立だった白身の焼き魚と普通に炊いたご飯、お味噌汁をあげてみようと言うのです。

「あげてみてもいいけど、、、軟飯ですら食べないのに、それは無理じゃないかな。」

すると・・・どうでしょう。
食べる!食べる!!

えっ?!ちょっと待って、まだ離乳食が進んでもいないのに、大人と同じ硬さのもの食べるってどーゆーこと?

私の脳内はちょっとした混乱です。

「ただ単に離乳食が飽きたんでしょ。柔らかいのとかトロトロしたのとか。しっかりもぐもぐしてるから大丈夫!」と実母が言います。

この日を境に、月を追うごとに新しい食感あたらしい食材にチャレンジできるようになってきて、一般的な水準よりもだいぶ遅い離乳食が、急に幼児食へと発展していきました。

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1歳6か月。普通におにぎりを食べる。

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1歳7か月。スイカが大好きらしい。

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1歳8か月。ようやく使えたiiwanランチ皿。


母の時代は、現代のようにベビーフードは充実していなかったし、情報も少なかったので、それぞれの家庭がわが子の成長に合わせた食事の進め方をしていたため、今のように離乳食初期とか完了期とか区分や型にはめて離乳食を考えてはいなかったようです。

海外でも、ベビーフードが充実している国もありますが、「離乳食」という概念そのものがない国もあるそうです。

「こういうものだから、こういうふうに進めなくては!」っていう考えが先行してしまうと、見落としてしまうものがあるなぁと感じました。


結局、4種混合離乳食のうち最後に残ったのは母乳でした。

母乳が十分に出なくて、ミルクと併用する罪悪感に苛まれた乳児期の頃の私には想像もできない現実です。

乳児期や離乳食期の1か月って、本当に長く感じます。まるでこの1か月のことがこの先もずっと続くのではないかと思うほどに。

ココをCHECK!
そんなときは、過去の1か月を振り返ってみる。子どもは子どもの速度できちんと成長している

いちばん振り返りやすいのは、離乳食の写真を撮ることです。誰かに見せるわけじゃなくて、我が子の成長をたどるためなので、「映え」は気にしないでありのままを^0^


「4種混合離乳食」という育児スタイルが私をラクにしてくれた

息子の場合、本当にマニュアル通りにはいかない離乳食期でした。
それでも、ベビーフードを併用したこと、ミルクも母乳も辞めさせようとしなかったことで、栄養が偏ってしまう不安を抱えることはなく、離乳食期を完了することができました。

4種混合で離乳食を進めていく中で最もよかったことは、私自身が息子に対して自然体でいられたことです。

「こうしなければならない」とか「あれは辞めさせなきゃいけない」とか、そういう考えは、親が子どものことを真剣に考えれば考えるほど強くなると感じました。
責任感が強く完璧主義なママほど、強く思うかもしれません。

私は、夫や実母の意見にたまたま耳を傾けることができたり、自分の考えを軌道修正することができたりして、結果的に、息子のペースを守りつつ自分自身の健康も維持しながら育児ができたのだと思っています。

初めての出産で、初めての育児。
分からないことばかり。
だからこそ、正解を求めていろんな人の意見を参考にするのも大切なのですが、意外にも、一番近くにいるわが子が小さな顔や体で精いっぱい、「ボクはこれがいいな」って教えてくれていたりするものです。


これから離乳食を始めるママとパパへ


離乳食期はおよそ半年から1年。短いようで、その時期に身を置くと、とてつもなく長く感じたり、時にはつらいことがあるかもしれません。
この時期は、食事の変化だけではなく、子どもの身体も著しく成長していきます。

子どもの身体の成長にとって、離乳食からの栄養はとても大切ですが、もし難しいと感じたならば、私のように無理ない選択肢も視野に入れてみてください。
そして、子どもの心の成長にとって一番の栄養は、「ママの笑顔」です。

いつでもわが子に笑顔を向けてあげられる自分でいるための最善の選択をしてほしいと、心から望みます。
そのために、好きな音楽をかける、好きなお菓子を食べる、とにかく寝る、、、など
今の自分が潤うためには何が必要かなって、忙しい時期ではあるけれど、忙しい時期だからこそ、自分自身に問いかけて、ぜひともご自愛いただきたいと思います。


今日で最後となりました、「ゆっくりゆったり離乳しよう!無理しない"混合離乳食"育児のススメ」。お付き合いありがとうございました!!


公式サイトはコチラ

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