【訪問リハビリの日常】寒燈のリモコン遠き棚にあり
寒燈のリモコン遠き棚にあり
寝たきりの患者さんのことです。
自分でリモコンのスイッチが押せるのに、
家族が、電気の消灯をしています。
「おばあちゃん、無理せんでいいよ」
と言って、リモコンを
まったく使わせてくれません。
手の届かない遠い棚にあります。
家族さんに悪気はありません。
良かれと思ってやっています。
何か自分でできることを、
やってもらうことから
リハビリが始まります。
「自分でできる喜び」
というものがあります。
おばあちゃんに、電気のリモコンを
使わせてもらうよう、
家族にお願いしてみました。
次の訪問のとき、
得意げに、電気のリモコンを
ピッピッと操作して
アピールしてくれました。
ニコニコしてリモコンを
操作していた顔が忘れられません。
みなさんといいものを作り上げていけたらと思っています。noteを面白い方向に転がしていきたいです。これからも書き続けます。