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デジタルとアナログ

僕は平成生まれ。平成が始まってすぐの子どもだった。

でも一昔前の年代のものに興味を惹かれる。
Windows95搭載のAptivaやらのPCが増えてきた90年代。

PCは奇妙であり、人を魅了し始めた。
あらゆる情報を入手でき、フロッピーで保存も可能。おまけにペイントも出来る。画期的な存在となっていった。

今では文字を書くのがApple Pencilという人も多いんじゃないかって思う。
道具をデジタル化することで、すごく便利なんだってことに気付かされる。

音楽もカセットテープからSDカード、HDDなどの優秀な装置に置き換えられてきた。
ノイズを出来るだけなくし、よりたくさんの音による情報を大容量の記憶媒体に載せたものだ。便利だ。

でも何かが足りない。

テレビだって、デジタル化によって砂嵐がなくなり、高画質の映像が見られるようになった。昔のブラウン管に比べたら今の液晶は圧巻である。
画質はめちゃくちゃ綺麗だけど、目が疲れるなぁ...ということはなかろうか。

料理だってそう。火を使うのとIHでは味が違う。
炊飯が良い例。
ガスで炊いたお米は、炊飯器よりもうまみが増しているかのようだ。手間はかかるけれど。

つまり何が言いたいのか。

デジタル化することで、この世の中が便利になったが、何か失われたものもあるんじゃないかと。

なんや、ぐちぐち言うとる平成初期の若者やのう。という方もいるかもしれない。
でも、アナログが良い時だってあるよねってことを伝えたい。

紙の上でペンを走らせる楽しさ。
書けば書くほど、アイデアがパッと浮かび、ますます手が動く喜び。
気づけば何ページにも渡って綴っている驚き。
そんなものは、タブレットにはない。たとえ改善されても紙には敵わないだろう。

デジタルによる効率化。アナログによる人間味。
近い将来、幸せになれるのはどちらか。
選択はあなたに委ねられている。

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