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正直、「失敗」がめちゃくちゃ怖いという話。

これを言うと、驚かれるのですが…
 

これを言うと驚かれるのですが……正直、失敗することがめちゃくちゃ怖いです。

失敗しそうな時も、大抵にこにこしていることが多く、割ととなんでも結果が出ているように見えるので、失敗が怖くない人、とか、失敗しない人、のようにいわれがちな大澤ですが、これまでも、現在も、うまくいってることの方が少ないです。

当然、これまでも山ほど失敗しているし、いまだに山ほどの失敗を量産しています。 

直近で言えば、「起業」のための創業手続でも色々とやらかしております。例えば、「定款」の謄本は一部を本社で保管する必要があるのですが、ギリギリの部数しか作成しなかったせいで、法務局に提出したら、手元に残部がなく。完全に下調べ不足で、現在、再請求が必要(これがまた、ものすごくめんどいんです……)な状況に直面しています。

創業関連手続に関しては、この程度のミスは日常茶飯事になっている感があり、よくないなぁとは思いつつも、行政手続きの複雑さに多少文句を言いたい大澤です。
 
ちなみに、起業する以前にも、資金調達でミスをして4万の赤字を出したことも、日程感をミスって集客がボロボロだったことも、プレゼンでテンパってしまい、十分な説明ができずに終わってしまったこともあります。
 
つまり、「大澤瑠真はそんなに結果を出しているわけではない」ということです。
 
ここに、2つの疑問が出てくるのではないかと思います。

1つ目は、どうしてそれだけ失敗していても、懲りずに新しいことに手を出すのか? ということ。

そして、2つ目は、どうして失敗が致命傷になっていない、かつ、大澤を知っている人ならば、むしろ、結果を出しているように見えるのか? ということ。
 
一般的に、予定外の失敗をすると、失敗分を補填する追加の作業であったり、信用の回復であったり、といったことが必要になってくるので、特に、追い込まれている状況で物事がうまくいかないことは焦りを生みます。
 
ただ、それはあくまで物事が、想定通りのベストな状態では動いていないという事実があるのみで、それ自体がすぐに「失敗」になるわけではありません。目の前に起きている、「失敗のように見える事柄」というのは、もっと大きな流れの中で見れば、あくまで「経過」のワンシーンに過ぎません。「失敗」というのは、「経過」ではなく、「結果」です。そして、その「結果」というのは「終わり」を決めた段階で確定します。
 
つまり、「諦めたらそこで試合終了」という話です。



「なんとかなる」の精神で生きる
 

物事がうまくいかなければ、焦りますし、当然、失敗すれば落ち込むこともあります。 

ただ、「諦める」ことは何も生みません。
 
ある程度の規模感で物事を起こそうとした時、当然そこには、応援してくださる方々がいて、関係の方々がいて、何よりお金がかかっています。
 
生々しい話ですが、以前、僕が作品展をした時には、当初、自腹で15万円を建て替えていましたし、それ以前に、資金繰りに失敗してしまったイベントの赤字4万円も抱えていました。


主催した作品展

今回の起業にあたっても、30万円の自己投資の他に、20万円の出資をいただいています。さらには、手続費用20万円も一時的にとは言え、建て替えていただいています。
 
そんな状況にあって、そのプレッシャーの中で、今、目の前のことが多少うまくいかなかったからと言って、そこで「失敗しました」なんて無責任なことを言っていられる暇なんぞ残っていません。
 
大澤はどんなにヤバい時でも、「なんとかなる」と、口癖のように言っていますが、大抵「なんとかしないと死ぬ」くらいの覚悟で言っています。失敗が失敗だとして、「結果」になってしまう前に、挽回の方法を考えなくてはいけない。そうなったら、もう、悩んでいる場合ではありません。
 
「最終結果が全て」です。
 
サッカーの試合に例えると、ハーフタイムまでで、相手に10点リードを許しているような状態で、後半戦に10点以上返して勝つようなものなので、限りない絶望に近いですが、もし、引き分けに持ち込めるだけでも、なんなら半分の五点を返せるだけでも、激アツ展開になることは容易に想像がつくので、文句などありません。
 
大事なのは、失敗しないことじゃないんです。
失敗する前提で、「成功」するまで諦められないような環境に身を置くこと。
 
そうした、「負け」が確定しているように見える状況下で、それでも足掻くためには、ある程度の強いプレッシャーを与えるのは非常に有効だと思っています。そうすることで、簡単に「失敗」で片をつけることができなくなる。

当初は1回勝負を想定していても、そこで負けてしまったなら、3回勝負にすればいい。来年20点差で勝つのだっていい。なんなら、相手チームの選手より、好条件での海外移籍を目指したっていいわけです。どこか物事がうまくいった段階で「終わり」を設定すれば、いつかの「失敗に見えた事柄」は「成功」を引き立たせる要素になります。

そういう意味で、「失敗が怖い」場合には、「自分が、失敗しなさそうな状況はどんなものか」ということと同時に、あえて「絶対に失敗したくない状況はどんなものか」ということを一度考えてみると、覚悟が決まるのでオススメです。

失敗していても、懲りずに新しいことに手を出すのは、「失敗」できない状況を自分に課しているから。

むしろ、結果を出しているように見えるのは、どんなにヤバい状況下でも「成功」するまで諦めないから。

以上、制作・著作 AGEMOCHI でした!




追記:

ある程度ヤバ目(15万失いかけるとか)の失敗を何度か経験しておくと、たいていのことに対する度胸がつきます。そうなると、多少物事がうまくいかないくらいでは動じにくくなるので、それはそれでおすすめです。

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