〜見習い薬屋の旅〜第20話ー終わりー

俺の旅が終わったのは、キュミラと和解し、キュミラが守っていた薬草を回収した後、酔さんの薬を作って渡して、帰るところだった。

「あの!」
「どうしたんですか?」
アミーが声をかけました。
「私、ヤク君ともっと一緒にいたい!たまに会ってくれませんか?」
ヤクはドキッとした。アミーのことは気になっていたからです。
「いいよ、たまにでもなくても、いつでも会おうよ」
「本当に!?ヤッター!」
アミーは喜びました。

「酔ちゃん!」
「どうしたのよ。」
ランディは酔に話しかけました。
「私の故郷は貧乏だけど、良い人たくさんいるから、たまに遊びに来て!手紙鳥でやり取りもしたいわ!」
「あんたが悪いやつじゃないってわかったから、当たり前じゃない!仲良くしましょ。」
酔はにっこり笑いました。

「酔さん!多分効くと思うんですけど、副作用みたいなのがあれば直ぐに俺のところに手紙渡してください。」
「ありがと!父も喜ぶわ。あなたと旅できたこと、忘れないわ。」
「俺も忘れません!」

「我もいるぞ」
天界から帰ってきたルーナが言いました。
「そうね、ルーナもありがと!」
「八割がた酔のためだがな。」
少し照れながらルーナは言いました。
「またいつか会いましょ。」
「いつかなんて言うな。ずっとだ。」
「それは無理ね!」

こうしてみんなは帰っていきました。

ヤクは成長した姿をヤクのおじいさんに見せてきました。

これでおしまい。

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