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Day59/368 目の前で人が倒れた【アラサー女子のスパルタcoop留学】



いつも通りの朝のはずが…!


今朝、学校の最寄り駅のエスカレーターを上がっていると、後ろの方から「Help!」と叫ぶ声が聞こえ、振り返ると5段くらい下の方で女性があおむけで倒れていました。


エスカレーターに彼女の服などが巻き込まれないように周りの人が対応している様子でしたが、足場が動き続けるので持ち上げづらいようで、このままだと危険。周りも叫び続けている。


とりあえず今彼女を安全に引き上げられる人がいない!と思い、私は降りて体勢を整えて待ち構え、降り口まで来た瞬間に彼女の上半身をぐっと引き上げて近くにおろしました。とりあえずこれで物理的な危険はなくなった。



その後彼女はすぐに意識を取り戻しましたが、明らかに目がうつろな様子。近くの人が救急車を呼んでくれている間に、近くの人と協力してリュックサックをほどいたり、安全な場所に移動させたりして様子を見ました。転んだ時にひどく打ったのか、肘に結構ひどい傷がありました。




段々受け答えができるようになって話を聞いていると彼女は60代の日本人女性でした。留学に来ていて明日帰国するので今日が最後のクラスで、体調が悪かったけれど頑張って来たみたい。



その後もふらついてはいたのですが、救急車はいらないとのこと。偶然居合わせた彼女のクラスメイトが付き添って学校に向かうということで、駅の出口で別れました。


驚きながらもそのまま学校に行きましたが、未だにまだちょっと心配ですね。倒れるほどひどい体調不良で学校に行って大丈夫だったろうか。明日飛行機乗れるのかな。あと肘の怪我は出血量は多くなかったものの、縫うような怪我に見えました。。


でももう知る手段はないし、周りに日本人が付き添っていたので、きっと大丈夫だと信じるしかないですね。


ちなみにどうでもいいのですが私は昔からエスカレーターが苦手で、今回の件で更に苦手になりました。。


緊急時、どうしたらいいか?


実は私はこうやって近くで人が倒れるのは初めてではありません。その時に聞きかじった情報から「舌が気道をふさぐから横向きにさせた方がいい」ということは何となく頭にありましたが、今日はすぐに意識が戻ったのでその必要はなかったですね。



クラスメイトの一人が元看護士ということで、今回はどうしたらよかったか聞いてみると、

  • まずは意識の有無を確認、なければすぐ救急車を呼ぶ

  • 今回のように意識がすぐ戻ったなら既往歴を聞くと対処しやすい

  • ただ、カナダでは日本のように救急車を無料で呼べるわけではないので、気軽に呼ぶと逆に本人から後で責められることもあり、なんとも言えない

  • 目の前で人が倒れた時に対応した人の70%が医療関係者。一般の人が的確に動くのは難しい

とのこと。なるほどなあ。。。



ところで私はこういう場面に遭遇しがちです。前回目の前で人が倒れた後も「また同じような場面に遭遇する気がする」という予感があり、その時から心構えをしていました。実際に今回は前回よりも冷静に行動できたのは良かったのですが、また次に備えて知識をつけておこうという気持ちになりました。

もしあのまま意識がなかったら心臓マッサージなどをしなければならなかったのだろうか。そうなったら本当にできるのかな…と不安になって調べてみると、消防庁がEラーニングを公開していたので、早速受講しました!


https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/


初級はAEDが中心


勢いで上級編も受講した


初級編だけなら1時間程度で受講できるので、皆さんもぜひ。



バンクーバーにAEDってあるのかな。帰り道に確認しながら帰ろうと思います。


今日もご安全に。






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