友達が地方公務員からプロゲーマーになった話
どうも、とだです!
今日はタイトルにある通り、友達が自分の大好きなbeatmaniaIIDXというゲームでプロゲーマーになった話についてご紹介したいと思います。トップの写真右がプロゲーマーになった友達のうなむね氏で左が私です。(念のため、2018年夏に撮った写真です。)
既に本人、うなむね氏が記事にしており、note公式twitterでも取り上げられています。この私の記事を見つけてくださった方々にも是非読んでいただきたいと思い、取り上げさせていただきます。
既に読んだ方もいらっしゃるかもしれませんし、そもそもゲームに興味がない方もいらっしゃいますので、ただ単に彼を応援したり、ビートマニアというゲームやプロリーグについて語るつもりはありません。(既にそういった紹介は他の方々がたくさん記事にされていますので…)
ビートマニアを知らない方々でも、またこれからもビートマニアを遊ぶつもりがない人でも、うなむね氏の記事からは皆さんに有益で学べる部分がたくさんあるので、是非うなむね氏の記事を読んでいただきたいです。
たくさん学べる部分がある中、私の記事では彼のプロゲーマーになるために企業からドラフト指名されるための戦略から就職活動や転職活動等で自分をどのようにアピールすればいいのか、もっというと自分を知らない人にどのように自分を知って貰えばいいのか、が学べるという視点で紹介させていただきます。ゲームのことはいいから早く本題が知りたいという方は、以下の目次から「3. うなむね氏から学べる事」のリンクへ飛んでいただけると幸いです。
1. beatmaniaIIDXというゲームとは
beatmaniaIIDX、通称ビートマニア(弐寺、ビーマニ、IIDX等々いろんな略称があります)は、KONAMIが発売している、7つのボタンとスクラッチを操作してDJシミュレーションをする音楽ゲームです。ゲームセンターに置かれているアーケードがメインで、自宅でできるバージョンやスマホアプリバージョンもあり、何処でも遊ぶ事ができます。
詳しくは以下の公式サイトやYouTube動画をご覧いただければと思います。
2. 開催されるプロリーグ、BEMANI PRO LEAGUEとは
このbeatmaniaIIDXというゲームは提供元のKONAMIが主催となり、ついにe-sportsとなります。プロ選手が企業に所属し、優勝を目指して戦われます。
BEMANI PRO LEAGUEはKONAMIが主催する「esports×音楽」の新感覚エンタテインメントです。
プロ選手がチームに所属し、リーグ戦でチーム優勝を目指します。
賞金総額は2,000万円を予定しており、賞金はチームに付与されます。
初年度の対象タイトルは、20年以上の歴史を持ち、BEMANIシリーズを代表する音楽ゲーム「beatmania IIDX」です。
(KONAMI BEMANI PRO LEAGUE 2021公式サイトより引用)
詳しくは以下のリンクより公式サイトをご覧ください。
3. うなむね氏から学べる事
前置きがかなり長くなってしまいました。
まず大前提として、ゲームがずば抜けて上手ければプロゲーマになれるわけではありません。ドラフト指名する企業がどういう人材を求めているか知らなければ、そして自分がどういう人間かを知って貰わなければいけません。就職活動にかなり近いと思います。
これを踏まえて、先ほど申し上げたとおり、プロゲーマーになるために企業からドラフト指名されるためのうなむね氏の戦略から就職活動や転職活動等で自分をどのようにアピールすればいいのか、もっというと自分を知らない人にどのように自分を知って貰えばいいのか、が学べるという視点で紹介させていただきます。
下の画像は、ドラフト会議前に発表されたうなむね氏の自己紹介文です。まずはお読みいただきたいと思います。
読んでいただいておわかりいただけたでしょうか?
写真が綺麗
正解です。写りや服装等、本人もこだわったポイントです。(詳しくは本人の記事をご参照ください)
もちろん写真もそうなのですが、なんと言っても
めちゃくちゃわかりやすい文章
ですよね?お時間のある方は他のドラフト候補のプレーヤーの自己紹介文と見比べていただきたいです。ビートマニアに詳しくなくても、自分が採用する側の人間だったとしたらこの人を採用したいと思えるのではないでしょうか?
わかりやすい文章な上に、長すぎず短すぎず、専門用語が必要最低限(SCRATCH譜面、SOF-LAN譜面というところ)で、ビートマニアを最近知ったと思われるドラフト指名する立場の方に自分の凄さや意気込みを無駄なく伝えられていると思います。
まず、専門用語が必要最低限であることに関してです。
専門用語だらけの文章はもちろん、全く無い文章でもいけないと思います。また、専門用語にも広く知られている専門用語(今回で言えばKONAMIが認めている用語で、プレーヤーやファンの中だけで通じる用語ではないと言うこと)のみを使うべきだと思います。
専門用語は自分の強みに具体性を持たせるために最低限必要であると思います。
野球で例えるなら、投手が自己アピールに「自分の武器は、質の良いストレートと打者の空振りが取れる変化球です」と言うようなものです。野球を知らない人でもなんとなく頼もしい投手だと思えるのではないでしょうか?
これが「2,400回転を超えるストレートと、カウントが取れるスライダーと、空振りが取れるチェンジアップが武器です」になると、先ほどと言っていることはほぼ同じなのですが野球をかなりやっている人でないとちょっと通じないですよね。
かと言って「自分の武器は打者に打たれないボールを投げることです!」となると漠然としすぎて「具体的にはどうなの?」と野球を知らなくてもツッコミを入れてしまうと思います。
実際、野球の場合は採用する側、ドラフト指名する側が最高峰の知識を備えているので、専門用語をバンバン使って具体性を持たせた方がいいのですが、今回の場合はプロリーグの開催が初めての試みであることから、ドラフト指名する側がそこまで専門用語に詳しくないことが考えられるのでKONAMIが提供している専門用語のみを必要最低限使ってアピールするべきです。ドラフト指名する企業がチームに必要な戦力は何か具体的に考えやすくなるためです。
うなむね氏がこのように考えたかはわからないので後で本人に聞いてみるとして、相手に自分をアピールするためには相手のことをよく考えて伝えるべき、というコミュニケーションの基本がここでも重要であることがわかります。
もうひとつ、意気込みの部分についてです。ここは私たちにとっては志望動機と考えて良いでしょう。ここのポイントは、うなむね氏の記事に以下のように書かれています。
志望動機などを考えるに当たっては、そもそも何故BPLが開催されるかということから考えることをスタートしました。
営利企業が主体となって開催される訳ですから、当然その後の収益に繋がることを考えて投資をしていることになります。(とはいえ、かなり持出しの部分が多いことは予想されますが)ステークホルダーの各企業さまの利益につなげるためには、今まで縁がなかった、もしくは今は足が遠のいてしまった人の中からBEMANIを楽しむ人、ゲームセンターに通う人を一人でも増やすことが必要になります。
よって、プロテストの申込み時からドラフトでの自己アピール動画まで、このことは一貫して主張することを心がけました。
主催者が何を求めているか、それに対して自分がどう力になれるか、それをわかりやすく伝える。基本中の基本かもしれませんが、まさにそれが大事だと気付かされます。彼のアピールの仕方はまさにお手本と言って良いと思います。思い入れのあるコンテンツがさらに成長するよう自分も力になりたいという思いが、ドラフト指名する企業だけでなく、主催者のKONAMIにも伝わったと思います。
あとは細かいポイントです。文章量について丁度良い長さというのは、うなむね氏の書いた自己アピールの長さがそのまま参考になるのではないかと思います。話の流れ、句読点の使い方等も参考にできるはずです。
4. まとめ
まだまだたくさんの学べるポイントはあるのですが、それは是非うなむね氏の記事を読んで皆さん自身で獲得していただきたいと思います。自分からは以下の2点
1. 専門用語は必要最低限にするが、具体性を持たせるため使うべき。
2. 主催者が何を求めているか、それに対して自分がどう力になれるか、それをわかりやすく伝える、という基本を大事にする。
を紹介しました。彼の自己アピールの上手さはこれだけではありませんので、是非彼の記事をお読みください。またゲームに限らず、同じ実力を持つもの同士が比べられる場面は数多くあると思うので、そう言った場面でひとつ抜け出せるようになるためにも、自分も含め彼から学べると思います。
是非うなむね氏の記事と私のこの記事の「スキ」ボタンを押していただけると励みになります。
また、この記事やうなむね氏の記事をお読みいただき、beatmaniaIIDXやBEMANI PRO LEAGUEにもし興味を持っていただけたら、是非ビートマニアをプレーしたり、プロの試合の対戦動画配信等をご覧いただき応援していただけると幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました!
頑張れ!うなむね!!試合ではベストを尽くせますように!!!
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