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【ロッテ】2021年の遊撃手争い!レギュラーを掴むのは誰だ

どうも52ロスです(Twitter @goniros_52)
今回はロッテの2021年遊撃手レギュラー争い事情を書いていきたいと思います。

井口監督の意向


この通り井口監督はレギュラー(この記事では遊撃手がピックアップされているが)を白紙にする意向を明かしました。

たまに「競争させてない!」と言っている人がいますが中村奨吾と田村に関しては1番代わりとなる選手がいないでしょう。
他のポジションで言うならまあ分かりますが捕手、二塁手で「争わせてない!」と言っている人は代わりがいない現状を理解できていない人なので基本無視でいいと思います。


候補① 藤岡裕大

まず1人目は藤岡です。
(1番有力だから最初にしたわけではなく2020年は藤岡が1番試合に出ていたので最初にしました)

井口政権以降の成績はこちら

(2018)143試合 .230(535-123) 5本 42打点 14盗塁 13盗塁死 97三振 26犠打 出塁率.294 OPS.599 14失策

(2019)81試合 .264(250-66) 2本 21打点 3盗塁 1盗塁死 33三振 10犠打 出塁率.306 OPS.658 7失策

(2020)106試合 .229(314-72) 4本 33打点 8盗塁 2盗塁死 60三振 16犠打 出塁率.309 OPS.624 6失策

ルーキーながら全試合に出場した経験を持つ藤岡。2年目の後半には打撃で、3年目には守備で成長を見せているがまだまだ物足りないだろう。

上記で書いた通り成長はしたが本職がサードなのもあり少しぎこちなさが出てしまうことも…

後に紹介するが新外国人のエチェバリア、そして守りだけならもう一流であろうルーキー小川が入ったのでこれからも気が抜けないだろう。

レギュラー争い次第ではユーティリティとしての起用もあり得ると考える
(2018年の秋の対外試合でショート平沢、サード藤岡の布陣があったり、2019年にもサードを経験したことから首脳陣がショート藤岡に拘っている傾向には見えないため)

たまにある「お前ここで打つんかい!」っていう意外性が個人的に大好き


候補②A.エチェバリア

2人目は大本命のエチェバリアです。
ショート以外のポジションもこなせますが井口監督はショートメインで起用することを明確に明かしました。

 ロッテの井口資仁監督(46)が11日、オンライン取材に応じ、新外国人のアデイニー・エチェバリア内野手(31)=元ブレーブスなど=の守備位置について本職の遊撃を軸に構想を練っていることを明かした。
 「基本的にショートがメインと考えている。ただ、どのポジションも守れる選手だし、他の内野との兼ね合いもある」
 同内野手はメジャー9年間で37本塁打、273打点をマーク。ほかに三塁、二塁の経験もあり、特に遊撃については昨季レギュラーだった藤岡裕大(27)、新人の小川龍成(22)らと争うことになる。
 「どのポジションもそうだが、競争はしてもらう。セカンドもファーストもそうだし、内野はほぼ全部。しっかりと結果を残して開幕という形にしたい」とプレー内容を見て評価していく方針だ。


そしてエチェバリアのここ3年のメジャーでの成績はこちら

(2018) 94試合 .247(296-73) 6本 31打点 2盗塁 0盗塁死 58三振 出塁率.279 OPS.624

(2019) 84試合 .241(203-49) 9本 33打点 3盗塁 1盗塁死 48三振 出塁率.299 OPS.742

(2020) 27試合 .254(59-15)0本 2打点 0盗塁 0盗塁死 12三振 出塁率.302 OPS.607

去年はコロナ禍で調整が難しかったのか成績を落としていますが二遊間を高水準で守れる外国人野手としては十分な打力を持ち合わせているのではないでしょうか。

ちなみに2019年のレオネス・マーティンのメジャー時代の成績がこちら

65試合 .199(236-47) 9本 19打点 4盗塁 5盗塁死 78三振 出塁率.279 OPS.619

打高投低、もしくは投高打底の年など差があるため同じ年の成績を引っ張り出しました
(エチェバリアは2019年シーズン途中で移籍経験があるのでもしかしたらそこで差が出てしまってる場合も考えられるが)

比べるとエチェバリアも十分に成績を残す可能性も考えられますね。プレーを見る限り外に逃げる球や落ちる球を苦にしている印象は無いので。



候補③小川龍成

3人目は大卒ルーキーの小川龍成です。
「ロッテの2020年ドラフト候補(上位編)」のnoteでも書いた通り推していた選手なのでロッテに来ることに喜びを感じています(笑)

小川龍成の大学時代の成績がこちら

1年春 3試合 —(0-0)
1年秋 1試合—(0-0)
2年春 11試合 .400(40-16) 0本 6打点 1盗塁
2年秋 2試合—(0-0)
3年春 13試合 .259(54-14) 0本 3打点 5盗塁
3年秋 14試合 .208(48-10)1本 3打点 1盗塁
4年秋 10試合 .163(43-7) 0本 0打点 1盗塁

守備だけならもうプロで即通用するレベルの能力を持っているとスカウトに言われるほどの力を持つ内野手。

脚力も一塁到達タイムが3.87秒、二盗タイム3.36秒と塁に出れば年間二桁盗塁は期待できるぐらいには速いか。

タイプ的には中日の京田、西武の源田のような選手

源田も打力が期待されていなかった中で打率.270を残せたのでプロに入ってからの急成長に期待


候補④福田光輝

4人目は大卒2年目となる福田光輝です。
成績がこちら

(2020) 1軍成績 15試合 .087(23-2) 0本 0打点 0盗塁 8三振 出塁率.192 OPS.323

2軍成績 61試合 .211(185-39) 2本 17打点 0盗塁 52三振 出塁率.313 OPS.594

やはりこのロマン砲には期待したくなるでしょう。
打撃練習にて160キロの球をスタンドに放って試合でもナゴヤドームの逆方向にぶち込むパワーは圧巻です。

2軍成績を見ると思い切りの良さが減っているように思えますが多分プロ1年目で色んなことを試している段階でしょう。

候補⑤平沢大河

5人目は平沢大河です。
井口政権になってからの1軍成績がこちら

(2018) 112試合 .213(291-62) 5本 32打点 8盗塁 2盗塁死 82三振 8犠打 5失策 出塁率.323 OPS.657

(2019) 51試合 .198(91-18) 1本 8打点 0盗塁 2盗塁死 28三振 5犠打 5失策 出塁率.291 OPS.577

(2020) 1軍出場なし

2018年には外野メインながら100試合以上に出場した平沢。2019年も後半巻き返したが2020年は悔しい年となった。

2軍でも成績を残せていなかったので心配だったが「手術と中〜長期間のリハビリが必要な怪我」の影響だと知って逆に安心したというのが本音です。

まずはショート1本でレギュラー取りを目指すかと思うので彼の奮起に期待ですね。
(今年の開幕はリハビリで過ごすことになるが)

才能ピカイチなので平沢の長所であるインコース捌きを武器に平安藤原をいつか完成させて欲しい。


候補⑥西巻賢二

エチェバリアや小川の獲得からおそらくこれからはセカンドで使われるかと思いますが候補選手として入れてときました。

6人目は西巻です。
成績がこちら

(2018) 25試合 .247(77-19) 0本 3打点 2犠打 18三振 4失策 出塁率.286 OPS.561

(2019) 2試合 .000(1-0) 0本 0打点 1三振

(2020) 11試合 .250(16-4) 0本 0打点 0盗塁 1盗塁死 6三振 2失策 出塁率.333 OPS.647

2020年からロッテに移籍した西巻。練習試合で楽天の牧田から本塁打を放つなど、いきなり存在感を見せつけた。

シーズンでもコロナで離脱した藤岡が復帰するまで茶谷、福田光との争いの結果、ショートを務めた。

今の時点でも二遊間のバックアップとして戦力になるだろう

だが個人的には鳥越さんが2軍に回っていることから西巻は2軍で鍛えられるのではないなと推測する(主に守備を)

他の選手(候補に入れなかった理由の簡易説明)

鳥谷敬(ベンチ枠としてならまだ戦力になれるがもうスタメンは厳しいだろう)

茶谷健太(打力がまだ1軍レベルではない)

三木亮(少し前まで輝いていた長所も失われたかのように見える)

松田進(打力は魅力的(当社比)だがショートとしては守備力に欠ける)

最後に一言

私個人としては「○○がレギュラーになって欲しい!」というのはあまりありません(小川が1番好きだけど)
普通に守れて1番打つなら候補から外した三木がレギュラーを取っても構わないと思っています。

まあチームとしてはエチェバリアが活躍して藤岡がバックアップに。そして2軍で他の選手が競争、成長していくことが今後にとってもプラスなのでそう言った方向に行くことを期待したいです。


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