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5月31日は世界禁煙デー

 毎年5月31日は、みんなで喫煙の健康への悪影響や社会的な問題について考える日「世界禁煙デー」です。

 たばこの煙には有害物質が約7000種類も含まれており、そのうち70種類以上が発がん性があるとされています。

 そんな毒の塊のようなたばこを吸うことで、肺がんや心臓病などの重大な病気のリスクを高めるだけでなく、周囲の人や環境にも害を及ぼします。
 新型コロナに感染した場合でも喫煙者と非喫煙者では、重症化率に約1.5~2.0倍の差があるという報告もあります。

 また、吸っている本人のみならず、受動喫煙によって周囲の人に対しても喫煙者と同じような健康被害を与える可能性があります。

 それだけでなくたばこのポイ捨てなどによって、火災を引き起こす可能性もあるし、捨てられた吸い殻による環境への悪影響も無視はできません。

 では、禁煙にはどんなメリットがあるのでしょうか?

 禁煙すると、まず体調が良くなります。
 呼吸や血液の循環が改善され、咳や息切れが減ります。
 味覚や嗅覚も回復し、食事がおいしく感じられます。
 肌や歯もきれいになり、老化の予防にもなります。
 さらに、禁煙するとお金も節約できます。
 一日一箱吸っていた人が禁煙すれば、一年で約20万円も浮きます。
 そのお金を旅行や趣味に使えば、人生がもっと楽しくなります。
 また、禁煙することで、家族や友人との関係も良くなります。
 たばこの匂いや煙で迷惑をかけることがなくなり、健康面でも安心できます。

 つまり禁煙することは、自分だけでなく社会全体のためにもなるのです。

 でもニコチンは強い依存性があり、禁煙しようとするとイライラや不安などの離脱症状が出ることがあります。
 そんな時は、医師や薬剤師に相談したり、禁煙外来や禁煙サポートプログラムに参加したりすることが有効です。

 ただ、「どうしてもやめられない」と言うのであれば、とりあえず煙が出ない電子タバコから始めるのはいかがでしょうか?

 電子タバコなら受動喫煙のリスクや臭いの吸着を減らすことが出来ます(まったく害がないわけではありません)。

 禁煙を継続するには強い意志が必要です。
 そして家族や友人からの応援や励ましはとても力になります。
 一人で頑張らずに、周囲の人にも協力を求めるのもよいかもしれませんね。

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