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「波よ聞いてくれ(第7話)」自分が優位なところにいることで社会にいられるかも?という話

次週が最終回とか、なかなか残念なところである。最初にいう言葉ではないが、是非、PART2をよろしくお願いします。これほど、口が減らない小芝風花を見ているだけで、週末の疲れた体にパワー注入できるのだから、なかなかこれでおしまいにするには勿体無いキャラなわけですよ。

今回はADの原菜乃華が番組を任されて持ってきた相談メールが主題。引きこもりの息子(橋本淳)を助けてほしいという母親(遊井亮子)からの相談を受けることに。そして、直接に家に突撃。その風景を録音、ドキュメントとして番組に流すという計画。北村一輝もそれなりに面白そうだという。

まずは、高校時代の思い出で攻めようと、セーラー服を着て迫る小芝。しかし、メイクのせいもあるが小芝の年齢を感じさせるコスプレ姿であった。時は止められないことがよくわかる。そして、その計画はパンツを見せるとか見せないとかで成就して、中に入って引きこもりの主の橋本を手中に収めることはできるが、そこに義理の妹の菊地姫奈が出てきてその面倒臭い一家の説明を聞く。つまり、遊井と菊池は本当の親子だが、橋本は亡くなった父親の連れ子で父親が亡くなったことがきっかけでこの状態になったと。というか、その時は就職して先輩にも恵まれていたが、その先輩が遊井と付き合っていることがわかって、世の中が信じられなくなったみたいな状態で今にあるらしい。

遊井と菊池の天然な雰囲気がまた彼を閉じこもらせてるのがわかって、この難儀に挑む小芝。そんなところに完全復帰したスープカレーの店長が、小芝に介護施設の出店を手伝えというので、店長にイケメンがいると嘘をついて橋本も手伝わせることに。嫌々ついていく橋本だが、施設の高齢者に笑顔で誉められて嬉しそう。これが、この話の落とし所になる。

つまり、橋本は周囲が自分より立場が弱い人ならちゃんと社会生活が送れるというのだ。そして、突然に彼は夢を語る。「刑務官になる」。つまり、受刑者相手なら自分は常に上にいられるので、楽しい生活が送れそうだというのだ。なんともしまらぬオチに、もう一ついつものサスペンスチックな演出もないので、見ている方も、小芝と同じように「これでいいの?」と思うところではあるが、そうは言っても面白くはあった。妹がコスプレで参加してくるのも違和感があって良かった。

あと、引きこもりを起こすきっかけを作った母親役の遊井亮子。最近、重要な脇役みたいなのでよく出てきますよね。いつもは、疲れた役が多いけど、今回は天然のギャグを周囲を考えないで言い出す母親。なかなか個性的で面白かったです。彼女といえば「白線流し」で長瀬智也を追いかける役やってたのが記憶に残りますが、役者として重宝されているのは何よりだと思います。そう、あのドラマの出演者、長瀬をはじめとしてほとんど役者で出てきませんものね・・。

そんなことを思わせた今回、セシル光明の話は出てこずに、最後に小芝の母親から連絡が・・。ということは、セシルはミナレの母親ではないの?

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