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「リビングの松永さん(第2話)」松永さんのオヤジ心をくすぐる女子高生というコンセプト

シェアハウスの物語2回目。オーナーは今回も出てきて海外に今日経つというところから。そして、髙橋ひかるの保護者を名乗った中島健人が最初にした仕事は、髙橋に特別ルールを作ること。「門限5時半」「無駄使い禁止」「早寝早起き」とか、ほぼ小学生相手の感覚であり、その上にこのルールを破ったら1週間の外出禁止だとか、もうこれは保護者というよりは拉致状態に近かったりもする。それを宣言するのが中島だから面白いのだが・・。

というか、このタイトル「リビングの中島さん」の意味が初回ではよくわからなかったが、この人は本の装丁などのデザインをフリーでやっている人であり、PCを自分の部屋でなく、リビングの机に持ち込んで仕事をしてるのですね。で、そんな人が、このルールを書くときに墨と筆を持ち出すところは面白くしたかったのだろうが、意味はなかったかな?

そんなルールを示した後で、髙橋が8時過ぎても帰ってこないということが起こり、必死になって街を探す中島。ある意味、何にでも一生懸命な男ということはよくわかるが、あまり世間がわかってない役なのですよね、そういう偏屈なキャラ作りは中島上手いですよね。「彼女はキレイだった」と似たようなキャラだが、綺麗な顔の彼がやるからこれがハマるのでしょうな。

そして、髙橋が家に帰れなかったのは、携帯がなくなったからということがわかり一緒に探すが、このオチが警察に行ったら見つかったというのは、ちょっと面白みに欠けていましたね。でも、その後のお汁粉とストラップの話はまあ、よかったかな。最近は、ストラップより、ショルダーでなくさないようにしてる人が多いですけどね・・。

そんな感じで、髙橋のおかげで若い女の子向けの本の装丁デザインも完成した中島。このデザインの変遷の描き方もなかなか見せ方はうまかった。最初に中島が作ったデザインは本当にダサく作ってあったし、そこから最後の装丁に変えるには。高橋が送った写真が決め手になったのもよくわかったが、それも中島の性格やセンスを表してるということでしょうな。そして、そんなセンスの違う二人が心が引きあって近づくということか・・・?

で、中島にデザインを依頼してる担当がファーストサマーウイカ。今年は大河ドラマの清少納言役もあり、役者として大きく飛躍する感じはあるが、確かに昨年よりは存在感がある気はする。つまり、彼女じゃないと嵌まらないみたいな役者になってきたのですよね。彼女もうまく使って欲しいドラマではありますね。

とはいえ、歳の差カップルのラブコメ。なかなか面白そうです。

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