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「9ボーダー(第2話)」仕事とプライベートで葛藤する出来る女性像を演じる川口春奈、いいじゃない!

ラストでYOUが言う「一緒に笑い合える、好きってそう言うこと」というのが、このドラマのテーマなのかもしれない。そして、松下洸平は、川口春奈を下の名前で呼ぶことにする。それは、二人が一緒に笑い合えるようになったからだろう。

しかし、今回の川口春奈は演技に固さがなくてなかなか良い。三姉妹の中では一番しっかりものという位置で、性格的には、仕事とプライベートのバランスを上手く取れないタイプ。一緒に働いてるママさんの仕事をすぐに受けてしまい、自分の欲望に蓋をするのは、昨今のできる女性にはよくあることなのかもしれない。そう、女性には心地よく働く環境が欲しいと思うと、働き方改革と反対方向に陥るのは、女性が上司になったところで、根本的な問題はあまり変わらないということを言っているわけで、難しいよね。

そんな、モヤモヤの中に現れた松下洸平。彼には記憶がない分、いろんなNG的なこともないのだろう。だから、スキと言わなくても、空港までタンシチュー持ってきたりする。その姿を見ていても、押し付けがましさがないのがいい感じですよね。一緒に商店街歩いていて、コロッケ食べてたりする姿もいい。でも、ポテトコロッケのはずがカニクリームだったていう話、いる?

で、三姉妹の描き方のバランスもなかなかである。畑芽育が結婚を迫られ、木戸大聖に断るための加勢を頼むも、畑が木戸を好きだという心はわかってもらえない。しかし、畑は、子供っぽい顔の中で、突然、驚くほど色っぽい顔になる時があるよね。見ていてドキッとさせられるよね。本当に綺麗な瞳をしている娘である。

あと、木南晴夏。「セクシー田中さん」の時よりも自由な演技。そして、夫が再度、寄りを戻したがってるのを避けて、新しく入った社員の井之脇海を自分の家に連れてきたりする。しかし、メインの家族の家がが銭湯というのは、出演者を集めるにはもってこいの場所ですね。いつの間にか、舞台が銭湯になってて、ストーリーがクロスオーバーしてく感じ。でも、銭湯の営業シーンが出てこないのは、昔の「時間ですよ」みたいな撮り方ができないということかな?で、井之脇は木南が好きになってるの?

そして、松下洸平の正体は誰?ということが結構なメインの話になってきてますよね。ラストでは、彼が1億の預金を持ってるような話になってるし、その前で商店街で見かけた人は、結構怖い人という印象があるようで、何かの事件に巻き込まれてる?でも、金が絡んでるのなら、彼を探しにくる人がいても良さそうだが?結構この彼の正体が、ドラマを動かす大きなフラグなのでしょうか?

とはいえ、最初の方でも書きましたが、川口春奈の演技がとても良いです。彼女の代表作になっても不思議ではないが、それはこれからどうドラマを面白く展開するかですね。楽しみです!



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