「恋なんて、本気でやってどうするの？（第5話）」なんか、色々と恋心が男に通じてない感じが今風なのか？

最後に、まさかの斉藤由貴。そして、彼女が松村北斗と繋がっているって、まあ、意外性のある展開。どうなることやらである。

そう、今回は、前回、身体の関係になった広瀬アリスの感情がもう、仕事どころではなくなってるところから始まる。まだ、小野梨花が店に来たりしてるわけで、松村の他の女性への対しかたを見ていると、今ひとつ、嫉妬心も起きるし、独占できないことのもどかしさがある。だが、彼に会いたいという気持ちは、ドラマとしてうまく表現されていた。

そして、西野七瀬の藤木直人に対する思いも徐々に前に進んで、夫のいない家で藤木を料理のサポートに呼んで、ホームパーティーを開くという行為に至る。二人で会うのは怖いというか、後ろめたいという行為だったわけだが、そのオチとして、夫である、味方良介が帰ってきてしまうという状況が作られる。つまり、自分がやった行為で、さらに後ろめたくなるというよくある流れ。しかし、そんな中で、歌を歌って一緒に騒ぐ味方は、本当にクズっぽく描かれているのが印象的だ。夜のベッドの風景もなかなか見ていて辛い。西野七瀬ファンは見ていて、「なんでこんな男に」と思ったりするのでしょうね。まあ、こういうセックスレスも多いのでしょうか？

そして、もう一人の飯豊まりえは、岡山天音に、抱いてほしいと縋るが、岡山は、自分はSEXがうまいから、虜になってしまうので、だめだという。この言葉が何を表しているかはよく読めないが、なんか、男としては見ていて、ここもムカつく感じ。飯豊まりえに抱きつかれて我慢できるとは思えないよね。

広瀬アリスの恋の状況はそうではないかもしれないが、西野や飯豊の恋は、あくまでも、女性が責めている感じで面白い。最近の恋愛ドラマは、男たちが無理やり女たちを掴んでいくというのが流行らないということなのだろうか？実際の若い恋愛現場の状況の映し絵がドラマにあるとすれば、なかなか由々しき事態だし。狩りをする女たちに男たちがいかに子種を与えるかというのが、ドラマになる時代なののだなと思ったりした。

で、そんな恋愛話の中で、広瀬の食器を作るところが、一つのキーストーリーだったりするのだろうが、その辺りを話の中にうまく落とし込むことができていない部分はもどかしい。星田英利が、なかなか印象的に出てくるので、彼の言葉が、広瀬にもっと影響を与えるようにした方がいいと思うのだが…。

考えれば、このドラマタイトルが「恋なんて、本気でやってどうするの？」というタイトルであり、あまり、こちらが思うようなハッピーエンドにする気はないようにも思えるが、そのわからなさが次回を見たくさせているわけである。