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「新空港占拠(第2話)」まずはパワハラ追求。そして、ネットのフェイクがもう一つのテーマ?

基本のルーティンは前作と同じらしい。人質にとった悪い奴らを一人一人釣るし上げて、真実を暴き、世の中に裁きを下してもらうということ。とはいえ、今回の土建屋さんのパワハラ問題は、前回、関わって殺されていた2人も関係していて、彼らは本当に殺されてしまったようだ。つまり、今回は人を絶対に殺さないで終わらせるようなことはないようだ。それで、世の中を動かせるかというのはあるのか?それは、生配信する前だから問題ないということ?

その前に、正体を表した宮本茉由の履歴が、警察に入った時から全てフェイクだったというのは今頃?という感じ。前作の中でばれなかったのは、内部を疑う気が全くなかったという流れだったからだろう。そう考えると、今回は内部にもまだスパイがいるような気もする。でもさ、結婚記念の写真もフェイクで夫はAIで作られたものだっというのは、もう現在でもやってる人いそうですよね。婚活に失敗しても、フェイク写真作ってばら撒いて、その場から消えるみたいなね・・。本当に、何が真実かわからない時代ですよね。

その上、今回の話でも、PCに書かれた遺書が、第三者によって書き換えられてたとか、本当にネットというのは、警察の捜査を厄介にしてるだけだということでしょうか?というか、遺書はやはり手書きでないと信じてはいけないということだろうか?と思うが、AIが筆跡を真似て遺書を書くことなど考えればすぐに可能になるような気もするし、まあ、面倒臭い時代である。

あと、生放送でオーディエンスを集めるのも、捨てアカを使ってのヤラセで、それもなかなか集まってこないという流れは、今時のSNSの傾向をちゃんと入れてますね。つまり、ロボットがやらせをわかるようになっているということ。ただ、確かに視聴数の増え具合でトレンドに入り、そこからは面白ければ伸びるでしょうから、時間がかかるがフェイクの行為がなくなるということではないということかな・・。

で、今回の土建屋さんのおじさんの俵木藤汰がパワハラをやっていた事件。ここで、誰かが(多分、最後に当事者を抱きしめた男)その現場をビデオに撮っていたようだが、こういうのが存在しても土建屋さんの利権で警察や司法は動かないのですかね。そういう点は前作に続き短絡的な脚本だが、エンタメとしてはこちらの方が面白いというところだろう。

しかし、おじさんを懲らしめて殺そうという方法が水槽の中での水責めとか、昭和の「ハングマン」とかそういった懲らしめドラマの発想ですよね。そのベタさが面白いのは確かなのですが、そういう演出が日テレのドラマなわけで、私的にはその辺はいまだに好きではないところはあります。

そして、今回正体を表したのが、鶏の山谷花純。最近は、脇役でよく使われるようになりましたね。と言っても、こんなにアップで映される役は少ない気がする。やはり、朝ドラ「らんまん」での印象的な役を演じたのは大きいのでしょうね。そして、あの時も思ったが、綺麗になってきた。今年も注目の女優さんの一人だと思います。

で、今回は最初に櫻井翔が爆弾付きでダクトから落ちてきたが、これで櫻井が死んだら、全ての人質は殺される状況になる気がするので、まあ、獣側としては、まずは試したという脚本なのか?櫻井は不死身の設定でしょうからね・・。

あと、パラレルに動かされる比嘉愛未は、最後に娘が待つ自宅に連れて行かれるが、これがどう使われるのか?そして、ジェシーはやはり獣の仲間なのか?まあ、空港外にもサスペンスを置いておくのはドラマの世界が広がるので良いですよね。

色々と、広がりを見せてきた第2話でした。後、人質が逃げようとするのは、成功はしないでしょうね。後、手塚とおるがやはり気になるな。どう使われるのでしょうか?

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