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「ブラックペアン シーズン2(第5話)」 AIiに使われるのではなく、AIに学習させる二宮和也

前回は、葵わかなの母親の手術がAI主導の公開手術として行われ、失敗しそうになったところで、竹内涼真が入ってきてリカバリーするも、また予期せぬ出血で先が見えない状態に。そして、その最中に葵とコインの賭けを始める二宮。そして葵が負けるというところで終わったわけだ。

だが、今回は何の説明もなく、二宮が公開手術室に入ってくる。そして、AIに逆らうも、AIをうまく利用しながらオペにかかる。いつもとおりに神技的な手腕でことを納める二宮。前回、竹内涼真のオペの時には、BGMにラヴェルのボレロがかかっていたが、今回は、勢いがつくようにウィリアムテル序曲。このクラシックの使い分けはわかりやすい。まあ、医師の神技にはクラシックがよく似合う。

で、後から、コインの賭けの謎は明かされる。二宮が誰かに押されてコインを落とし、結果的には葵の勝ちとなったものだった。しかし、こんなシーンいる?ドラマの回を跨ぐことでリニアに繋いでも面白くないという事だったようだが、私的にはこういう種明かしは嫌いだ。

だが、二宮はAIを否定するものでもないようだ。そのAIはライバルの段田安則が開発を急いでるもので、そこには田中みな実と小泉孝太郎が噛んでいるということを二宮は最初から勘づいていた?とにかくも、それさえも二宮は自分の手中に入れようとしているようにも見える。

しかし、このシーンでAIは二宮の手術を見て、新しい術式を認識するようなことをいう。AIの行き着く先はそこであるということを予感させるシーンはなかなか面白かった。つまり、人間の手を借りずにAIが自分で新しいデータを集め出すということができないと、AIというのは中途半端なものだということだ。そして、その完成系は人間を脅かすものになることも、このドラマを見るとわかってくる。この辺りの話は面白いですよね。

その後に、韓国からチェジウがまたやってきて、検査をし、たまたま二宮の病院のスポンサーとしてピックアップされていた恵俊彰とあって、彼を二宮と一緒に芝居をして懲らしめる話は、ある意味、このドラマの中では陳腐でありましたね。今時、USBに裏帳簿のデータを入れて、金庫に隠しておくなど古臭いにも程がある。でも、昼のバラエティの司会やってて政府の犬みたいな仕事してる男が、相手を「犬」よばわりするとは・・。よくこんな役受けましたよね。まあ、なんか汚らしいタレントにしか見えないのですけどね、TBSもよく使うよ。今日も、和田アキ子の番組内の暴言が話題になっていたが、局的にこういうのどうにかできないのだろうか?

まあ、このドラマも、医療ドラマとしてはあまり関心しない部分が多いし、ここの二宮和也みたいな人間をよしとするような演出もなんか鼻にかかるところがある。まあ、私の思うようなドラマには転換しないのだろうけどね・・・。

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