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「この素晴らしき世界(第6話)」一気に色々バレてきたり、混線してきたり、嘘は全ての信頼を崩すのか?

先週のラスト、若菜絹代が自分の偽物を外国のテレビで見て、今回のラストでは、沢村一樹の元に帰ってくる。つまり、若村の近くに若菜絹代が帰ってきた。二人が対峙する日も近いのか?このドラマの見どころは、本物と偽物がどう挨拶というか、話をするか?というところになってきたようだ。

その前に、今回はまず、木村佳乃の娘(尾碕真花)の話。娘が出て行ったのは、元夫が入院したためだった。そして、娘は息子を元夫に合わせたくなかったらしい。小さい頃に別れた夫を息子は覚えていないだろうということからだったらしい。だが、若村がその子と話してるとよくわからないことを言う。そして、家にあるアルバムの中に、親子揃ったその子の小さい時の写真を見つける。そこから、親子の絆を回復させる話。

確かに芸能界に関係している家族にはいろんなイレギュラーなことがありそうではあるが、この話をここで入れるのは、話の中の伏線みたいなものではなく、この嘘話だけでは尺が埋まらないと言う方が大きいのかもしれない。なかなか心温まる話なわけだが、特に必要はない話ですよね。まあ、この間のタレントを救った件といい、若村の人柄みたいなものを強調させることにはなっているが、必要か?

それよりも、沢村一樹が水漏れ問題で家に入るところが欲しかったかな?マキタスポーツが家に帰ってきて、突然に、裸で沢村がいるのは、もっと追求すべきだろうに、沢村のあっけらかんとした態度にうまく丸め込まれるマキタ。でも、最近、夜が遅い若村に不信を感じ、色々電話して行って、若村が嘘をついてるのを掴む。その前に平祐奈に出会って、彼女が息子の同級生だと知って驚く状況があった後の出来事で、モヤモヤが膨らんでいく過程は面白かった。まあ、その言い訳を若村がどうするかは来週のお楽しみ。

そして、息子の中川大輔は、太った男のタレントを集めて売り込む的なことをネットで始める。そして、若菜絹代の事務所の名前を騙ってスカウトを始めたりする。このあたりが本編の動きにどうつながってくるかは楽しみなところである。ある意味、このようなフェイクを使ったコメディは、最後にはなんだかんだ言って、元の鞘に収まると言う流れになるとは思うが、とにかくも面白くなってはきた。

ドラマは後4回というところだろうが、ここから嘘をついたことで、いろんなところが発火するということなのだろうが、この話、一つも色事がないのがまあ救いというか、ドロドロになるようなネタは何もない。強いていえば、若村が稼いだ金がどうなるか?ということくらいか・・。

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