「今日からヒットマン(第8話)」殺し屋を極めたら、サラリーマンバカらしくならないのか?
なんとか、最後は殺し屋卒業という終わり方だったが、こういうドラマにありがちな。ホッとした途端に、あと一仕事と言って登場する山本舞香。日本は、殺して欲しい人間が多すぎるのだろうね。
で、結局のところ、最後まで相葉は殺しの代償は貰わなかったのかね?勿体無い。というか、それをもらったら殺しをした証拠になるからか?この辺りの論理は明確にして欲しかったかな?
とはいえ、このドラマの良いところは、体制側の警察が一切出てこないこと。あくまでも千葉の無法者たちの内輪揉めでしかないのだ。昔のアクションはこういうのが結構あったのだが、昨今は珍しい。まあ、原作が漫画であることもあるが、アクションエンタメというところでは、こういう方が視聴者も異次元に飛べるので、私は好きだ。
で、今回の最後のミッションは、「100均」にさらわれた妻と子供を取り戻し、相手の主力であり、昔の「二丁」のライバルであったマンモスをやっつけること。そんな中、お互いにスパイを送り込み内情が筒抜けの状況。「コンビニ」はスパイにキンパツを送る。前回も書いたが、このキャラが出てきてドラマは活性化した感じはする。
そして、小沢仁志演じるところの「コンビニ」の将軍が、相葉にヒットマンの極意を教えるという流れ。ここがなかなかいいシーンだった。こういう場面で、相葉の雰囲気が変わるのも良い。とにかくもマンモスは防弾服に身を包み、狙って殺せるのは「顔」だけという的の小ささ。ここを的確に打てるように自分のスタイルを作れというのが小沢の教え。こういうヒットマン教育のシーンは面白かった。しかし、相葉、ここまで滝藤賢一が死ぬ前に話した言葉だけで生き残ってきたのは奇跡でしかない。だいたい、こんなに殺し屋の仕事できるなら、ピストルでオリンピック出られるだろうとかも思う。そう考えれば、この話、もっと色々と盛っていける気もする。
そして、家族の奪還シーンも、マンモスとの一騎打ちもなかなか見応えのある形になって終わっていった。ほとんど、異次元ドラマではあるが、こういう題材のドラマをもっと作って、アクション不足の日本のエンタメ界を盛り上げて欲しいと思う私であります。
今回も山本がスタント使ってるのだろうが、格好良くアクションやってたし、女性殺し屋ものも面白いですよね。そして、このドラマの続編も見たいところではあるが、相葉主演ということでしばらくは無理なのですかね。そう、来年からのジャニーズ出身者のドラマ出演のあり方も気になりますよね。とにかくも、なかなか面白いドラマでした。
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