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「婚活1000本ノック(第9話)」地方の婚活パーティーでまどろむ主人公は退屈

八木勇征が成仏せずにまた舞い戻ってきたのは、ドラマがまだ終わらないからだろう。というか、ドラマ折り返す前から、もう一つダラダラした流れが耐えられないのだが、これ、面白がって見てる人がどれくらいいるのだろうか?主役の福田麻貴に華がないのは最初からわかっていたことだが、それでも、もう少し勢いつけられることもできた気がする。彼女が官能小説家であることも、雑誌も廃刊になってどうでもいい感じだし。その上で、漫画の原作を書くという話も、ドラマの中で全く生きていない。

そんな中で、今回は前回婚活完了となった関水渚の結婚式のお話から。ここで、関水にゴールさせたのは失敗ではなかったのか?最後まで福田と婚活を競わせて、うまく同時にゴールインみたいなドラマで良かった気もする。

だから、関水の投げたブーケを無理やり福田に取らせるみたいな技も全然面白くなかったですよね。あと、関水の相手の風間俊介、もっとうまく使ってやれよ!そして、その福田の周囲で婚活パーティーまでついてくる白河れい。あのね、ただうるさいだけ。もう、画一的な芝居は面白くないし、こちらが望んでるものでもない。まあ、貴乃花一家は父さんはじめとして喋ると高圧的でうるさい。でも、七光りでこれからもドラマに起用されるのでしょうか?本当に勘弁です。

そして、その白河が意外にモテる役というのは、若いからだけでしょうが、婚活パーティーなどそんなものでしょう。だから、富豪の息子の野村周平がやたらモテたりし、彼が家と断絶したという事実が知れると皆が逃げていくわかりやすさ。ある意味、今回のこのパーティーのお話、全く面白くないし、ただの時間の引き伸ばしに見える。

で、関水に続くライバルのように出てきた足立梨花。リアルでは結婚して倖せそうだが、彼女を使うなら、元徹底的にヒールとして福田に対抗させてほしかった。それができる役者なわけだが、それをやると福田が目立たなくなるからやってない感じも見える。そういうところが、このドラマ全て中途半端。そして、突然、婚活パーティーに出てる人に八木の姿が見えてたりするのは、もうダメでしょう。

そして、いろいろ笑わせられないから、最後に野村周平がハゲだということをバラす展開。これ見て、一緒に出てる宇梶剛士が昔「一つ屋根の下」で追いかけていた酒井法子に自分がハゲだとバラすシーンを思い出してしまった。こういう、美男のハゲのカミングアウトって、悲しいだけで面白くはないですよね。

ということで、次回が最終回らしいが、どう転んでも、面白かったという感想が湧くドラマではないと思う。やはり、主役の選択はとても重要だということがわかりましたね。

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