見出し画像

「伝説の頭 翔(第4話)」夜に漂う女子が売られる現実は今日もなくならない?

まずは、女子が自殺を図るシーンから。女が男より強くなったとはいえ、男が女に騙されて売られる話はあまり聞かない。そこまで行ったら、世も末だろう。このドラマはヤンキー主役の時代劇だから、悪い男もいっぱい出てくる。一昔前なら、女の子集めて風俗に売っちゃえというところだろうが、ここではAV出演させちゃうというお話。まあ、AV反乱で、日本中でそれに関わった女の子が何人いるかもよくわからない時代である。こういう話は実際にあるのでしょうね。ただ、人を扱う以上特殊詐欺よりかは女の子を使った悪さは割が悪い気はするが・・。

で、ヤンキー側からは、羽音という、笑わない女に惚れてしまった中川大輔が、グランドクロスを連れて彼女のいるクラブにいき、告白するところから、わかりやすくフラれるのだが、ここに、井桁弘恵もついてきて、ケツ触る男に吠えたり、一緒に踊ったり、今回もなかなか良きパフォーマンスしてくれました。というか、彼女のスタイルが毎回気になります。

そんな時に、高橋のところにも関水から連絡が、女の子が騙されてるから助けてほしいと。それが、中川に連れて行かれたクラブの支配人の濱正悟だったということは後でわかるのだが、その辺りはシナリオの妙で、悪いやつを追い込むところで一つになる感じはわかりやすい。

そして、悪を演じる濱も、なかなかそれらしい演技。ヤンキーをうまく利用しようとする感じのクソ男を演じるにはベストキャストだった。夜の世界にはこういう男がまだ多いのかね。そして、バックにはヤクザがいるわけで、このドラマ、結果的にはヤンキーVSヤクザの抗争劇になっていきそうですね。だから、カルマはもう高橋の正体がバレていて、一緒にヤクザと戦う感じの流れなのでしょうね。

でもね、高橋が関水を守りたいのと一緒で、この話は、男たちが女たちを悪い男たちから守る話なのですよね。そう、そういう意味ではヤクザ映画のパロディーとして成立しているわけだ。私的には関水たちを描くシーンが少ないのがフラストレーションなわけだが、まあ、仕方ないところ。男の抗争劇に女がでしゃばっちゃいけませんよね。

あと、今回の冒頭は、本物の翔が、偽物に化けて、偽物の家に来るという面倒臭いシーンだったが、今までの2役とはまた違って、なかなかうまくこなせていた。高橋文哉、このドラマで役者としては結構枠が大きくなっていきそうですね。面白い。あとは、彼の力でもっと関水渚を綺麗に見せてくれれば問題なし。しかし、井桁が翔の彼氏とわかる時には、関水はどうなるのだろうか、そこは楽しみですよね。このドラマ、なかなかハマっています。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?