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「マイ・セカンド・アオハル(第9話)」二人の男の恋で心揺らす定番の流れ

前回は道枝に留学してほしいが故に「別れよう」と言った広瀬。だが、今回はその後に遠距離恋愛宣言するものの、最後には「別れよう」と言う道枝。でも、道枝が海外に去る日に熱く見送る広瀬という、なかなかもどかしい二人の別離。そして旅立つ前に買った指輪を渡さなかったということは、それがどう使われるかがこのドラマの肝なのであろう。展開的には昔から何度と作られてきた流れであり、恋愛ドラマのクライマックスを盛り上げる王道とも言える。

そして、道枝がいなくなり、広瀬は学業に専念する。で、思うのだが、広瀬が他の学生より少し上に見えるのは確かなのだが、違和感がないのが面白いところ。まあ、砕けたキャラクターがそうさせるのであろうが、そこが広瀬のチャームポイントでもあり、来年に向けてどういう役があてがわれるかは楽しみなところでもある。

そして、就職活動に至るわけだが、流石にやる気があっても年齢がネックになってなかなか受からない流れ。確かに取る方とすれば、長く働いてもらうには若い方がいいし、30歳というと、同じ会社の同じような年齢の人と比べて考えるのは当然と言える。その中で広瀬だからという個性を出さないとなかなか難しいですよね。そして、それを安藤政信に相談してるうちに恋が再燃する流れになってくるわけだが、ここの流れはもう少し熱く描いても良かったのでは?

また、そんなことをしながら、内定を勝ち取る広瀬だったが、その勝ち取った会社の面接風景は出して欲しかったな。受かった意味合いを描くことで、同じような境遇にいる人に勇気与えるような演出が欲しいですよね。そして、彼女はリノベをやりたかったみたいな話があったが、そこと繋げて欲しかった。終盤に来て、恋模様中心になってきたのはわかるが、建築の話をもう少し入れて欲しいかな。

そして、道枝が海外で評価された話が出てきたが、そこも彼の認められた作品の画が欲しい気はした。

で、主題になってきた恋物語は、安藤が広瀬に「付き合ってくれ」と言われて再度動き出す。しかし、広瀬、安藤と食事するときは、まあ、お店も違うのだろうがオシャレな姿で登場するのが印象的。年下の彼と会う時とは違うということだろうが、この辺りで彼女がどっちに靡くかわかりにくくしてるのはドラマ的には上手い気がする。

そして、安藤が海外に出張に行くのを空港に見送る際に、道枝が日本に帰ってくるという仕掛け。こういうのも今までで使い古されたような流れの感じではあるが、見ている方としては面白いわけで、さあ、次回が最終回。どうなっていくかというところでしょう!!広瀬も道枝も幸せになって欲しいと思わせてラストに向かう感じはいいですよね。

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