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「ブラックガールズトーク(第6話)」相談女とか批判女とか、マウントの取り方はさまざまで、男たちは受け身の世の中

ラストは、ピンタを男でも女でも構わずにしまくる女登場。私的には、リアルでもこういう修羅場のビンタシーンには出会ったことがない。が、女子が怒りのボルテージ上がるとこういうこともあるのだろうか?大体、昨今、そういう怒りも少なくなってるようにも思えるが。

今回の初めの話は、朝日奈央がたまたま久しぶりに出会った友人(河津明日香)の相談女(冨手麻妙)に男を取られた話。その男役が古舘佑太郎だから、見ている方は納得いくが、とにかくも、女がいる男に相談を持ち掛けては、自分の方に気を持たせかかる、まあ、甘え上手な泥棒猫ですね。昔から、こういう女はいるが、昨今は男の立場が完全に弱くなり、それをいいことにうまく男を罠に嵌めるような女が多いような気がする。しかし、こういう女の芝居というのは、定型的なぶりっこ芝居ですよね。今でもこういう女の子は多いの?

その相談女の矛先が、関水渚の旦那に迫っていたのには笑ってしまった。同じ保育士ということは、彼女、関水の存在も知っているのだろうからいいタマである。彼女に言われた言葉を、関水と朝日に全て当てられ、何も言えなくなる夫。それでも、近づいてくる相談女とか、もう、こういうのはホラーでしかありませんな。

そして、もう一つの話は、自分が可愛いと思っていて、誰にでも、平気で悪口ではないと言いた気に毒舌を吐き、自分が女王様気取りで生きている女(新田さちか)の話。最近は合コンが少ないというから、こういう話も少なくなってきているのかとは思うが、一緒に誘った、同僚や友人を自らディスるような女は確かにいるのだろう。全ては自分の引き立て役として招いたみたいな・・・。まあ、年上の先輩を連れてきて、いろいろ失礼なこと言う人って、何か時代遅れには感じるが、いるのですかね?で、友人の石井杏奈はこの娘のこの言動は知っていたのだろう?それなのに、和菓子屋に勤めてるからどら焼き色のコート着てるとか、普通に言わせてるところは、まあ、かなり下にみられてますよね。まあ、彼女にとっては、自分以外は全て引き立て役というところか・・。

そして、彼女の恋人がそこにやってきて、それは、一緒にいた年上の先輩(佐藤めぐみ)の恋人でもあったという話がオチになっていく。礼儀を知るというか、辱めに合わないうちに佐藤はその場を去るのだが、それを追いかけてくる男。つまり、新田は振られてしまったのだ。まあ、性格がわかっていたらそうなるわな。それを応援する感じの石井杏奈がこのドラマの主人公なわけである。

回を重ねて6回目だが、世の中の女たちのこういう生態は、男女のパワーバランスの違いはあれ、半世紀前とあまり違わないようにも思える。多分、このドラマを50年後に見せても、しっくりいったりするのではないか?ある意味、妖怪に見える輩はいつの時代にもいるのですよ。

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