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「パティスリーMON(第6話)」恋の行方とロールケーキ

畑芽育、濱田崇裕、中川大輔の三角関係が明確になりつつある。というか、最初からそうなることはわかってる話ですよね。それも、濱田が畑に気軽に話しかけるようになり、畑も最初のイメージが変わってきたことにある。男と女は初対面の印象が真逆になるというのは、恋愛ドラマの王道でもあるますな。しかし、二人がいるところを目撃して、引いてしまう感じの中川大輔は自分に自身がないということなのだろうか?基本、ずーっとモテ続けた男という設定だとは思うが、チャラ男ではないので、濱田みたいな仕事人には勝てないという思いか?男なら、もっと攻めていけばと思うのは私だけ。だって、畑は中川が連れてきたのだしね。

で、冒頭は、濱田の母親(戸田菜緒)が店にやってくる。後の話でわかるが、あまり、健康な人ではないらしく、やっとの思いできたのだろう。そして、前回の濱田の帰郷が父親の葬儀であったことが、ここでちゃんと明かされる。そして、そのことを畑には話せるわけだ。そういう話を聴いてくれる女の子は大事ですよね。戸田菜緒さん、こういうところに出てくるとドラマが閉まる感じにはなりますな。お父さん役が阪田マサノブだから、尚更そういう感じ。でも、戸田さんは朝ドラヒロインですからね。日本のエンタメ界でそのフラグは大河主役よりも大きいと私は思っています。

そして、濱田は畑を遊園地に誘う。彼がモヤモヤすると誰かを誘ってジェットコースターに乗りにくるらしい。とはいえ、6回も乗って気持ち悪くならなくても・・。

そして、濱田は父とうまくいかなかった家庭事情を話し、母のために作ったロールケーキを捨てられた話をする。だから、前に店でロールケーキを出すことを拒んでいたのだ。そんな少女漫画みたいなベタな話が展開するもしっかり見ている人の心に響いてくるドラマではある。そして、もちろん濱田の話は畑の心にも響いているということ。

そう、濱田の無愛想さはまだ抜けない感じだが、彼はやはりお菓子を自らデザインするような人なわけで、女性的なセンスは持っているわけだ。その辺りが徐々にドラマの中でわかってくると同時に畑との仲もよくなってくるという感じはとてもわかりやすい。

そして、濱田は新作のケーキはロールケーキにすると宣言する。父親とのよくない思い出との訣別であり、新しいスタートというところなのだろう。そして、畑は濱田の背中を知らないうちに推している。ある意味、そんな雰囲気を感じ取り嫉妬を感じる中川大輔というのが、ここでの空気だろう。さあ、どんなロールケーキができるのでしょうか?


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