見出し画像

「ハコビヤ(第5話)」ダメ男の迷惑な初恋物語

今回の依頼人は皆川猿時。その皆川が田辺の店でハンバーグに食らいついてるところから。食べてる最中に影山優佳にここ何回かツケが溜まってることを言われる。ある意味常連で、ハコビヤを最初に頼んだのも皆川だったらしいが、金が入るとすぐに競馬だパチンコだとギャンブルですってしまう人らしい。まあ、彼の雰囲気にはベストマッチ。昨今は彼みたいなキャラがバッティングしないから生き残ってる俳優さんだと思う。人当たりはいいが、性格がいい加減みたいなね。そして、今回もまあいい加減な役。

うさぎの着ぐるみを持ってきて、運んでくれという。もちろんお金はあと回収になる。で、行ってみると、その着ぐるみはアルバイトのためのもので、田辺が皆川の代わりにアルバイトをやることになっていた。頼まれたことは最後までやるということで、慣れない着ぐるみビラ配りをやることになる。

で、途中で、影山に代わってくれというと、田辺の入った着ぐるみに入るのはいやだと拒否。女の子のその気持ちはわからなくはない。着ぐるみって中は臭いものね。実際、これってどうやって洗濯するの?と考えてしまった。衛生的な着ぐるみ作れば儲かるのかな?

それはともかく、田辺がうさぎでティッシュを配っていると、男の子がやってくる。「昨日のあれやって」と言われるがわからない田辺。そして、少年はお母さん(映美くらら)に連れられて帰っていく。

で、皆川にこのハコビヤの本当の意図を突き詰めると、映美は彼の高校時代の同級生で、その時に、「日本一の芸人になったら付き合ってくれ」と言ってたらしい。それなのに、今は着ぐるみバイトである、顔を見られたくないということで、田辺にその代役を頼んだとのこと。

そして、彼女が引っ越してしまうと知って、うさぎのままでさよならを言いにいく皆川。まあ、可愛い話なのだが、彼女は結婚して子供もいるのだし、やはりちゃんと挨拶すべきだったとは思いますよね。そういう意味では「日本一の着ぐるみうさぎ」になると言われても説得力がない。確かにこういう東京で一旗あげられずに後悔だけが残る人は多いだろうが、ここでの描き方は夢も希望もない感じ。今までのネタの中ではイマイチでしたね・

そして、試食をご馳走になるも、今までの金は払えずに、着ぐるみで店のビラをツケの払いができるまで配らせられるというオチ。全然、前向きではない男の役だが、これが皆川猿時だからできる役でもあるのでしょうね。脚本的には今ひとつでしたね。

この記事が参加している募集

#テレビドラマ感想文

21,700件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?