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「彼女たちの犯罪(第6話)」石井杏奈が万年筆を置いたということは?

野間口徹がそれ程勘のよくない刑事かと思ったら逆だった。でも、まだ深川麻衣と石井杏奈の関係については気づいていない。とはいえ、野間口徹にとっても、こういう刑事役は珍しいのではないか?なかなか見せどころが多く、昨今の多数の演技の中でもピカイチのものと思えた。彼が石井杏奈も捕まえることになるのか?興味深い!しかし、初めは3人の主演者を見た時、少しおしゃれな犯罪劇だと思ったが、野間口と石井がラーメンを啜っている姿が似合っているドラマに変化してきた。

結果的には、主犯は石井で、その目的は毎熊への復讐か何かなのだろう。つまり、前田と深川は完全に利用されているだけ。毎熊の逮捕はイレギュラーだったというが、石井にとっては計画通りということなのかもしれない。だが、野間口が執拗に捜査をし出したのはイレギュラーだったのだろう。つまり、石井も野間口をそこまでの刑事と思っていなかった?最初は、なぜに石井の上司が野間口なのかと思ったが、彼だからこそ成立するドラマということなのかもしれない。

で、深川がクローゼットに隠していたのは、いらなくなった、さとうの衣服ですよね。これ、今頃処理に困ってるのはどうなのか?海辺のホテルで乾杯してる時間があったら、早く焼いてしまえばよかったのに。そして、このホテルから3人の足がつくということも考えられますよね。考えたら、細かいところが結構雑な犯罪ではある。そして、刑事というもの、自分の捜査感覚でしか考えないから、実際に犯罪をやるとうまくいかないのかもしれないと思ったりもする。

あと、前田敦子は高い服を買ったり、一人でレストランで食事したりしているが楽しそうではない。クレカが使えないのでは?という焦りもある。そして、パスポートの写真はさとうのまま。彼女は怯えているし、こんな姿で日本の街を歩いていたら、時期に見つかるだろう。先にも書いたが、この有り様は、海外逃亡を考えたとは思えない感じだ。その辺、石井はどう答えたのだろうか?あとは、こういうドラマでやることは、整形するか、偽造パスポートを作るかだが、前者の方が簡単そうではある。だが、さとうみたいに肉付きが良いわけではない前田が、整形でうまくさとうになりすまし海外逃亡できるとも思えない。前田の役は生きる全てに関してネガティブさが伺えるように演じられ、そこに希望を持たせないのも、もう一つバランスの悪さを感じる。

今となっては、主演の3人の誰一人も未来に明るい状況が見えてこない感じではあるが、最後に向かうのは、3人とも自己抹殺をするかというところか?いや、私的には、3人が最後は海外で笑いながらシャンペンを開けてるような展開だったら面白いなと思ったりするのだが、あまりそういう臭いはしませんよね。とにかく、野間口徹の活躍を見守りましょう!


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