「恋なんて、本気でやってどうするの?(第3話)」松村北斗は、女優を輝かせるのか?3つの恋が、もどかしく動き出す。
松村北斗と一緒にいる時の広瀬アリスが、なかなか輝いている。恋愛下手な広瀬の役なので、なかなか前に進んでは、道を閉ざす感じだが、このドラマの彼女の笑顔は今までになく、輝いている。松村北斗の力の入っていない男の演技がそうさせるのかもしれない。朝ドラ「カムカムエヴィリバディ」の稔さんの役もそうだったが、柔らかく包み込むような男の雰囲気は、なかなか今までになかった雰囲気である。ジャニーズの系譜を見ても、独特のものの気がする。2022年はこういう男がモテるのか?
でも、小野花梨をもて遊んでるように、基本、やってることは、よくあるプレイボーイだ。だが、その柔らかさに、男もあまり嫉妬心を感じないような不思議な雰囲気がある。世の中にこう言う男が今は結構いるのだろうか?巷ではあまり見ないけどね。ある意味、いやらしさを感じさせないプレイボーイ像というのが出来てきてるのかもしれない。
そして、西野七瀬。しかし、彼女のゲームオタクの夫は、酷すぎるが、こういう男は、ある一定数いるような感じもする。しかし、ゲームの発売日とデートを天秤にかけて、ゲーム取るような男って、なんだろうね。西野七瀬みたいな女性と結婚する必要があったのか?ただの家政婦が欲しかったということ?こういう男の気持ちも今風すぎて私にはわからない。だからこそ、藤木直人に惹かれるというのはよくわかるし、ここが、一番危険な香りがしたりもしますよね。西野はこの役に取り組んでるせいか、少し大人になった雰囲気を醸し出している。
そして、飯豊まりえが、不倫関係に疲れて、拾ってきたような岡山天音。彼もエリートコースから外れてしまった、今時の男子だということはわかったが、一番、どこにでもいる男な訳で、飯豊に普通に友達感覚で相手できる男というのは昔からよくいるタイプではある。手品というなんか古臭いツールが新鮮に見えるのもいい。飯豊がいつ、本当に惹かれていくのか?というのが見どころ?
そう、多分、脚本家は、昔からよくあるような多人数の恋愛ものを、少し現代的にアレンジして、現代の男女の距離間みたいなものを、そんなに派手でなく描こうとしているのだと思う。だからかどうか知らないが、ドラマの進み具合は至って遅い。ある意味、視聴者がイライラするちょっと手前くらいの進み方である。そう、一気に燃え上がる恋ではない。一目惚れでもない。だからこそ、どこでスイッチを入れるのか?それは、男からなのか、女からなのか?そんなところが結構気になるし、面白い。
新しい時代、恋愛が異性間だけのものではなくなってしまってる時代、そんな中で、男女が何をどう求め合うのか?そんなことがこのドラマのテーマなのだろうか?
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