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「リビングの松永さん(第12話)」好きな娘に「キスは早すぎる」と言うおじさんの時代なのですかね?

まあね、中島健人が、髙橋ひかるに「結婚してください」と言ったことでハッピーエンドなのだろうが、その後、二人きりで中島の作った広告を見ながら、キスをしようというところで「それはダメだろ」という中島は今時の男なのか?まあ、チョメチョメはだめ?いや、髙橋は高校を卒業したわけで、結婚前とはいえ、それなりに考えれば、最後まで行ってしまってもいいのではないか?どうも、この終わり方は納得いかない。確かにSEXしないままに成人している男女は増えているようだが、ドラマとしてこういう表現はどうなのだろうか?愛があるなら、いや愛があるカップルなら、そこから少子化の歯止めを打てるような流れも欲しい気がする。というか、30過ぎのおじさんが18歳乙女にそんな潔白な感覚でいいのかいな?

今回は、中島が出ていき、髙橋も突然のことに驚く。それが、髙橋の母親からの言葉があったからだと、代わりに保護者を任された向井康二が吐露する。ある意味、この中島の行動は、中島の髙橋への思いがそんなものなのかとも思えるわけで、ドラマの流れ的にもイマイチ変な感じがした。

そんな中に、向井と黒川智花の愛の告白が入るわけだが、これは、中島と髙橋の話に少しインターバルを置く感じにする脚本的配慮で、この二人の恋仲は前回急に出てきた感じもするし、そういう仲だったら、黒川がこの日初めて向井のバーに来たという話もあまり納得いかないのだが、そういうこと考えてる私は、昭和的考えなのか?とはいえ、このドラマではマッチングアプリなるものも出てこないし、少女漫画原作とはいえ、なんか違和感をいっぱい感じたのだが、どうなの?

結果的に、二人の縁を取り持つのは、藤原大祐とは、これも変なのですよね、高橋に愛の告白をして、恋敵にくっつけるって、そんなことしても格好良くないよ。それなら、無意味でも、昔みたいに何かで中島に対決を仕掛けてスッキリ負ける的な感じな方が私は好きだ。そう、結果的には恋愛ドラマがなんか淡白になってるのだ。ドラマがSEXの方向に向かないようにわざと変な性格の男や女を作ってる感じ。

というか、昨今は、同性愛のドラマが増えているが、それがOKで、男女の今まで普通だった恋愛事情みたいのがしっかり描けないのはおかしいですよね。多分、ドラマ制作班も色々困ってるのはわかりますが、もう少し、恋愛というものを格好良く、素敵に描いて欲しいのですよね。そう考えたら、最後にこのひとまわり歳の差があるカップルがキスするくらいいいじゃないですか?

髙橋だって、そういうシーンを超えて大人の女優になっていくのが普通なのでは?もちろん、性的にしか女性を見ない男も気持ち悪いですが、あまり潔癖な男も気持ち悪いですよね。

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