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「マイ・セカンド・アオハル(第10話)好きな仕事に就くことと好きな人と生きることのバランス感

そうか、このドラマは始まりが2023年で、終わりは2026年だったんですね。ということは、最後、広瀬アリスが目覚めたら、全て夢だったみたいなラストでも成立したということか?そんなことを考えたラストは、道枝が結婚してくれと言ったら、それはまだだという広瀬アリス。子供を産む問題も出てくるから、結婚してもいい気はするが、まあ34歳で仕事をしたいわけで難しいですよね。その辺の問題、道枝だはどう思ってるのか?まあ、彼も父の事務所で働き出し、色々とあるわけだが、結婚する気があるなら、タイミングはこの時のような気がしますけどね。その辺り、脚本家の意志をもう少し明確にしてほしかった気はした。

最終回は、道枝が一時帰国して、空港であってまた思い出の場所で会うところから。この時点で二人がまた結ばれるような感じではないが、その後で広瀬が安藤政信に交際を断ってるわけで、この時点で流れは決まってるというところだろうね。そして、安藤と広瀬が別れたことで、応援していた飯沼愛がブルーになるところは、まあうまく書かれていた。飯沼、まだまだ芝居での存在感は大味だが、あと数年たつとそれなりの女優になってる気がする。「VIVANT」の続編作る話はあるようだが、そこには、やはりBluwwalkerとして戻ってきて欲しいところ。そして、次のドラマはどんなところに配役されるか?という興味はある。

そして、恋愛と共に、広瀬が内定をもらった会社での懇親会があり、広瀬は自分がそこにきていた学生たちと種が違うことで感じ落ち込んんでしまう。しかし、結構、大きな会社に内定もらったのですね。大会社だと、新入社員も多いから、広瀬みたいな人が、「なぜ選ばれた」ということが分かりにくいのですよね。昔に比べたら、そう簡単に内定も出ない就職戦線、入ることに必死になると、やりたいことを諦めていたりもする。でも、そういうのはもう古いですよね。仕事は好きなことをやってナンボだと私は思います。

そういう意味では、たまたまここでは、田中美佐子という似たような境遇の先輩にあえて、内定を蹴って、彼女についていくことになるのだが、まあ、前回からも「リフォーム」という命題が出てきたし、これで良いのでしょうし、この辺りは、今、就活しているような人たちには良いアドバイス的シーンだよね。そして、卒論の追い込みで、道枝がスイスから帰ってきて、広瀬のモデリングを手伝う姿がなかなか最初の方の2人にシンクロしてきて、広瀬の成長がわかるのは良かったですね。

そして、無事卒業、サクラダファミリ家も引き払い、仲間たちは旅立っていく。このドラマも、ドラマ内の俳優たちのチームワークがとても良い感じで好感が持てました。今期のドラマはそう感じるものが多く、ある意味、現代に皆が求めてるものは、組織の中のギスギスした競争よりも共生なのだろうなと思ったりもしました。

まあ、先に書いた、広瀬と道枝の恋話はまだ現在進行形のままというのは、イマイチの感想ですが、広瀬アリス主役という点では楽しめました。来年以降も、コメディアンヌセンスを磨いて欲しい気がします。というか、田中美佐子の役、水野美紀でも良かったよね。その方が盛り上がった気もする。


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