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「テッパチ!(第11話)」少し、最後は綺麗すぎる終わり方。自衛隊の存続意義は何?という答えが何か欲しかった。

最後に、白石麻衣がアメリカに行くと言って町田にキスをして去る。ここまで持ってくるのに、もう少しコイバナが欲しかった気はするし、やはり、こういうのは男からする方が格好いいだろう。自衛隊も女性上位なのか?実際に、こういう女性の上司というのがいるのでしょうかね?ならば、部隊の中にも女性がいてもいいのではないか?そんな問いが出てくるのですが、実際はどうなのでしょうか?そういう実際のドキュメントみたいなものを入れてったら本当はもっと面白かったのでしょうね。しかし、アメリカ軍への留学というのも、本当にある話なのですか?その辺り、9条的な認識を大幅に超えてる気もしますよね。まあ、合同訓練とかやってるんだから、いいのか?昨今は、そういう詳細な議論もしないままに、憲法改正してなんでもやっちゃおうというのが、自民統一教会のやり方ですが、本当にひどい流れです。大体、国会自体を開こうとしないんですから。そんな中での、この自衛隊ドラマ、そこそこ面白かったです。そして、自衛隊を良いも悪いも認識するには良い企画だったと思います。自衛隊がどのくらい踏み込んで協力したのかは色々聞きたいとこではありますが・・・。

そして、最終回、退職願を出した佐野勇斗に、自衛官を一番続けてほしいと思ったのは北村一輝だったのだろう。その気持ちが描けてるだけでこの最終回は評価はできる。

ただ、病院で町田がドッグタグをせがまれた少女が生き埋めになってしまうというくだりは、少し出来過ぎであり、事故後72時間経ってしまった状態での皆での救出は今ひとつ必死さに欠ける感じもした。大体、救出風景が周囲に散乱したものを片付ける様子だけで、もう一つこれは違うのではないか?という疑問があった。この辺り、自衛隊の取材はしたのか?というところではある。ただ、無事に少女は見つかり、その場面を見ていたリハビリ中のアスリートは、諦めないことを決め、その場に佐野も戻ってきていて、町田もラグビーをもう一度やってみるという。先にも書いていたが、青春ドラマの辻褄合わせみたいに、みんな思った通りに笑顔になる感じは、着地点としてはありなのだが、シーンの作り方が少し気持ち悪い気がした。無理くりすぎるのだ。それは、白石のキスも含めてである。

まあ、色々とそんな不満はあるが、お仕事紹介ドラマとしてはそれなりに面白かった。警察はよく舞台になるが、自衛隊はよくわからないところが多いですものね。これに続いて、海上自衛隊、航空自衛隊も現場の話が見てみたいところですね。さあ、このドラマを見て自衛官を目指す人はいるのでしょうか?


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