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「ブラックガールズトーク(第3話)」男たちの変な価値観についていこうとする女たち?

ここで描かれるのは女たちからの男たちへの警鐘ということだろうから、それをデフォルメすればこうなるのだろうが、はっきり言って、ここに出てくるような男たちは、男にも相手にされないだろう。そう考えれば、ボーイズラブなど絶対できない人種。というか、一緒に夜を過ごす以前の問題であり、それでも、こういう男たちにひっかかる女はいるのだなと考えたりはするのよね。

今回の1話目は、石井杏奈がマッチングアプリに登録して出会った二人の男についてのお話。

まずは、宮崎秋人演じる、高飛車な男。まずは、なかなか予約が取れないレストランを予約してくれて、すごいいい感じでデートが始まるも、店員に言いたいこと言って、向こうのマニュアル通りの接客を完全に無視。そして、文句しか言わない男。一緒にいる女の子のことなど範疇にないみたいな感じの男。確かに、こういう男はいるし、男同士で食事していても、やたら店員さんにちょっかい出したがる男もよくいる。私も、そういう男だと思った瞬間に、もう会わないようにしようと思う。あるあるではあるが、ある意味、こういうのって昭和の男よねと思ったりもする。

そして、その男が外に出たら、ゴミを他人の自転車のカゴに捨てるという行為。私など、街に転がってるゴミも気になる人なのでこういうのはダメ。というか、街中の自転車にはよく、こういうゴミが捨ててありますよね。このドラマの彼の話では、そのゴミが他のどこかに捨てられ、それが連鎖しても最後には誰かが捨てるでしょという論理。まあ、そうなのだが、ゴミには「気」が込められているので、そういう気持ちの男にはいいことはないと思います。まあ、女たちよ気をつけなさい。

かと思ったら、次の男は食堂に行っても何も決められない男(園田祥太)。店選びから内容まで全て女子に任せてしまう。しかし、こんな何も決められない男でも、マッチングアプリで女の子を選ぶんだと思ったら、何か恐ろしい。多分、ネットの中では色々選べても、リアルな中で何も選べない人はいるのですよね、きっと。まあ、昔の男たちみたいに、男性雑誌で、デートのコースから、最後の営みまで研究していくような奴はほぼ皆無ということなのでしょうな。

そして2話目は、関水渚の姉(小野寺ずる)が、娘が病気で病院に行くも、お金がなくて関水に縋ってくるという話。夫の長田成哉は、出張に行くと言って、食費も込みで5千円だけおいていったという。まずは、妻に財布もカードも渡さないタイプらしく、これも昭和的発想だなとまずは思った。この女が強くなった時代、夫婦の財布が別々なのが当たり前と思っていた私は、今更、こんな話を放り込むかと思ったが、まあ、DVなどが当たり前にある世の中だから、そのくらいはあると考えを直す。

で、その彼の金の使い方に不信を思った関水が探偵のように追うと。彼はキャバグラ嬢に注ぎ込んでいて、それが忙しくて妻と子供には興味がない状態だったらしい。絵に描いたようなダメ男、だが、皆で攻めても居直るわけで、ダメ男は自分がダメと気づくまでに時間がかかるということでしょうな。まあ、キャバ嬢の本音の録音もあって、うまく鞘に戻ったようですが、この性格はそうは治りませんよ!

そして、ドラマの終わりに石井杏奈が、「結婚は誰とするかではなくて、その人をどう育てるかが勝負」などというが、妻は夫の母親代わりも務めなければいけないのか?なんか、夢のない女子会話ですな。


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