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「量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-」与田祐希の愛らしさとプラモ制作映像の視点とスタートアップ起業と・・。

昨年放送された第一シリーズも観てはいたが、ここに書くまでには至らなかった。プラモデルを作るだけのお話であるわけで、なかなか考察しにくい部分もあり、私はガンプラ世代でもなかったこともある。だが、それを何故に観ていたかといえば、やはり物作りの楽しさみたいなもの、奥深さみたいなものをうまく表現していたことと、主演の与田祐希が私のお好みであったりしたわけだからだ。だから、第一シリーズで最後に与田をフッてしまう中島歩の気持ちはわからんかった。四駆が好きだったら、与田をチューンアップすれば良い女になることくらい分かりそうなものなのにとか思ってドラマを見終えたわけだ。

与田祐希という娘を知ったのは、映画「ぐらんぶる」でである。あの映画では、隠れたダイナマイトな身体も見せていたが、そういう女性的な形を持ちながらもなかなか怒った感じの表情が可愛いのが魅力だと思った。このドラマでは、どんどんオタクな感じになっていく姿を印象的に演じている。乃木坂の中でが派手なタイプではないが、意外に女優として残っていくのかもしれないと思っている。ちょうど、この第2シリーズに出てくる市川由衣のグラビアアイドル時代に重なる部分もある。彼女がこんなに長く女優として仕事をやっていくとは、当時想像つかなかったですものね・・。

で、この第2シリーズ。第1シリーズの広告代理店の話の続きではなく、スタートアップ起業の話になってるのは、イメージ的にはかなりの変化を示している。ある意味、プラモデルが主役なので、だらだらな感じにはしたくなかったのだろう。そして、与田が前回は新人OLだったのに対し、今回は社長である。この変化がプラモデル制作時点でどう意味をなすかということが興味深くはある。

そして、前回の主要メンバーを引き継いだ上で、3人の起業メンバーに加わってくるのが、矢柴俊博と市川由衣。なかなか贅沢な二人。2回目までで彼らはあまり活躍していないが、彼らがプラモデルと繋がっていくのが楽しみではある。

そして、与田が心を整えるために通う模型店は前回と同じ。そして、田中要次との掛け合いもそのまま。私は、この場面の構成というか、プラモに対して真摯に向かう姿をなかなかうまく映像に収めているところが好きである。今回は、初歩的なことは飛ばしてる感じで、前回はガンプラ、今回はマクロスと順調な流れ。そして、次週はお城のようだ。プラモデルは、作るもので心の中も変化していくのが面白かったりする。昨今は出来上がったフィギュアを多く売っていたりするから、作ることが好きという人がどのくらいの人口いるか気にはなるが、私のような昭和の子供世代には、なんか作ってるところを見るだけでワクワクしてしまう。なんでしょうね、この感覚は・・。

とにかくも、与田祐希とプラモデル制作、今回も楽しませてもらえそうであります。



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