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「あたりのキッチン!(第11話)」心地よく夢を追いかけるハッピーエンド!

年末、残ったビデオ編集に追われながら、見ていないドラマの消化にも追われている私。やっと、大晦日までに処理できそうではあるが、本当に今年はテレビのドラマ枠が増えてるわけで、私でさえ、その中の80%見ているかどうか?というところ。まあ、こうなると、視聴率5%台がいっぱい存在するのは仕方ないところ。そして、この10月期クールのドラマ、つまらないものも最後まで付き合ってここに感想書いているわけで、我ながらすごいと思う。まあ、私にとっては備忘録なわけで、脳トレとしては過酷すぎるくらいだったりするわけですが・・・。

そんなことはともかく、今期の料理ドラマは、「フェルマーの料理」と共にこちらも最後のメインディッシュは「ハンバーグ」だった。こちらは、別に究極の味を求めているわけではなく、お客様本位の料理を作ろうとするところがいつも面白く、そういう意味で料理ドラマとしてはこっちの方が親しみやすいのは確か。そう、こちらは料理つくときに数学など使わないしね・・。

そして、今回は、前回のラスト「おおそね」の試験を受けに行った桜田ひよりは、手に怪我をしていた。そしてその怪我は試験の前に調理場でしたものであり、桜田に責任はなかったのだが、試験自体を受けられなかったのは確か。まあ、確かに個人のコミュニケーション能力に自信がない中では落ち込むよね。そんな桜田を周囲がなんとかしようとするのがこのドラマのいいところである。そして、「おおそね」の小さな息子にも応援されたりする。

そして、その、息子が「阿吽」のことを話したらしく、料理長の橋本じゅんがやってくる。この間、一回写真だけの出演があったが、ここでも店で桜田の料理を食べるというワンポイント出演。どっちかというとこんな真面目な役は珍しいわけで、ワンポイントだから成り立つという感じもする。朝ドラでも「マムシの生き血」飲んでたりしてるキャラだものね。まあ、なかなか風格を感じる料理長でした。そんな和食の料理長に「ハンバーグ」を出すという大胆さは面白かった。そして、その橋本に、「阿吽」の方がのびのび料理できるのでは?と問われる。確かにそうなわけだが、それでも、桜田はその場で「おおそね」で働かせてくださいと頼み夢が叶う。なかなかこの流れは良かったです。

そして、それから一年後。無事に「阿吽」のアルバイト卒業で、壮行会。医学部の工藤美桜は、食事をちゃんと取れるようになり、おかわりをするまでに。そして、彼女に惚れたままの遠藤健慎は、スーツを着て就活で「地獄だ」という。で、渡部の息子の窪塚愛流は大学にいきながら店を手伝って、修行中!まあ、これ以上ないハッピーエンドのドラマでした。いろんな縁が繋がって、桜田がこの店に呼ばれ、そして運命が決まるという話。そこに友人も集まって、なかなかまとまりの良いドラマでした。桜田ひよりの個性はもう一つ分かりにくいのですが、ここから更に主役を取れるよう活躍して欲しいですね。そして、窪塚愛流が、このドラマでは演技に目覚めてきた感じはありました。好青年ですが、次はどんな役がくるやらですね!楽しみです!でも、ジャニーズ苦難の中では来年は目立ってきそうな感じですよね。

そして、そんな二人を見守る渡部篤郎の落ち着いた演技も印象的でした。料理ドラマは、能書よりも、出てくる料理が美味しそうなら良いのです。そういう意味でもご馳走様でした!


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