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「西園寺さんは家事をしない(第2話)」役者二人のコンビネーションの良さで見せていくドラマ

2回目、最後には、3人と一匹は擬似家族になろうとする。それは、お互いに気を遣って不自然な態度をとって、気疲れするからということだろうが、男女でそうするのは、やはり危険だろうという気はする。というか、この二人お互いに拒否感がないというところから、恋愛に落ちていくという流れなのだろう。そう、ラブコメとしての設定は新しいが、描くものは昔からあるやつである。「翔んだカップル」の大人版と考えればいいのだろう。そう、二人の関係が会社の人にばれなければいいということ。

とはいえ、友人たちにも、父親たちにもばれているわけで、そんな周囲から会社になんとなく情報が入ってくるのでしょうね。しかし、父親の浅野和之が持ってきたメロンくらいもらってあげればいいのにね。友人の笹かまはもらうんだからさ・・。

このドラマも子役がいいアクセントになっている。最近の子役にしたら、この倉田瑛茉ちゃん、特に大人っぽい芝居をしていないのが、かえって新鮮だったりもする。なんか大人っぽい演技ができる子よりも、こういう野生児的な方が私的には好きである。

しかし、この子と松村北斗のバトルをしてるようで、なかなか息のあってる親子関係は楽しいですね。そして、頑張ってる松村を見かねて、どんどん自分の独身の楽しみ領域に引き込んでしまう松本若菜の演技も面白い。というか、彼女、家事をしないとか嫌な女領域に入っているのに、とてもいい人である。これも、松村がそこそこに仕事ができる設定だからだろう。

しかし、今回、隣のデスクの水澤紳吾がドリンク剤を飲むだけ飲んで、結局、仕事を放り出し、それをちょっと残業して仕上げてしまう松村のクールさは、惚れてしまいますよね。実際、こういう人はいますが、それがイケメンの場合はあまりない気がします。

まあ、こんな状況で家事もしっかりやる松村さん。洗濯機がない中、松本に使っていいと言われ、洗濯機を開くと中から下着がというオチは、決して新しくないのですが、面白かったです。こういう図式でも男は松本の下着姿を想像してしまったりするのが、よくわかりました。そう、生身の裸を写すより、そういう方が色っぽかったりもするのです。全国のすけべ監督さんたち、そうなんですよ!

で、最後にはよくわからない津田健次郎が出てきましたが、このドラマ、相関図を見ても、まだ出てきてない人がいっぱいいる。とにかく、結構ダイナミックな世界でのラブコメ展開のようです。松本と松村のコンビの雰囲気は最高だし、結構、化けそうな作品です。

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