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「9ボーダー(第6話)」家族がみんな笑顔でいられるシーンがあるものをホームドラマと呼ぶ

お父さんが帰ってきて、ついでに弟まで連れてきて、家族が一気に増えて賑やかになって、みんな笑顔で誕生日を祝えるって、ホームドラマのあるべきシーンですよね。こういうの見ると幸せを感じる。そう、このドラマは多分最後にはもっと幸せな未来を三姉妹が追いかける展開になってると思う。今期のドラマの中では一番笑顔になれるかな?というか、前期の「春になったら」もそうだが、色々欠けてる家族ではあるが、現代にホームドラマを構築することはすごく意味があると最近思う。そう、みんな、なんか色々と家族に向き合って幸せな人が少ないのではないかと思うのである。だから、ドラマでその理想系みたいなものを描いていくことはすごく重要で、それが日本の力にもあるのではないかと思ったりもする。そう考えて振り返れば、昭和のホームドラマ「七人の孫」「ただいま十一人」「時間ですよ」「ありがとう」などのドラマは茶の間にあったテレビを通じて日本の力になっていたことは確かである。そう、テレビにはホームドラマが必要なのだ。

それはともかく、高橋克実が戻ってきたことで、もっと家族がめちゃくちゃになるかと思ったが、高橋はそれなりに頑固だが、意外に融通が聞く人間のようで、銭湯の改革はあまり乗り気ではないみたいだが、それぞれの娘のことに対しては自由にさせてる感じ。そして、知らない男たち、松下洸平や井之脇海が娘たちとそれなりに仲良くしてるのもそんなに否定的ではないしね。このドラマ、男たちの柔らかさが意外なポイントですよね。

そして、三姉妹の弟の齋藤潤が現れる。いなくなった母親と一緒に住んでいて、母親が亡くなったので高橋を連れてきたという。なかなか、この家に馴染めない感じだったが、最後の誕生日のお祝いは嬉しかったようで何より。しかし、三姉妹の男関係だけでも結構忙しいのに、そこにこの弟の話を持ち込むとは、脚本家、欲張りというか、いっぱいいた方が楽しいいでしょと言っている感じである。

そして、ラストにスマホのアップ。この結婚式の模様がバズり出している。つまり、ここで松下の身元がわかってくる感じかな?まあ、松下がすごく危ない人でした的なことは避けて欲しい気がするな。

とにかくも、家族がみんな集まってきて賑やかになったのは確かで、後、ドラマは残すところ4回。後半は何を追いかけていくのでしょうか?というか、お父さんが意外に早めに出てきたなというのはちょっとフェイントだったんですよね。


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