「墜落JKと廃人教師」廃人教師と一緒に髙石あかりを恋してくドラマ？

soraのコミックが原作。フラれたJKが廃人教師に惚れられて追いかけられる話らしい。いたってシンプルな二人の会話劇のような世界。深夜ドラマとしてはアリな設定だろう。

主役は映画「ベイビーわるきゅーれ」の髙石あかり。そして、ジャニーズの橋本涼。髙石に関しては、私的には期待しかない。その演技については映画を見ていて可能性は無限大。大体、この人はその大きな少しエキゾチックな目が魅力。それに反するような華奢な身体が印象的。まあ、廃人教師が追いかけたくなる気持ちはわからなくはない。

初回は髙石が同級生に振られて、屋上から飛び降りようとしたところから。学園ドラマではよくあるシーン。特に友人がピックアップされるようなドラマではないようなので、これが学園ドラマかは？？？？であるが・・・。

ある意味、この廃人教師はストーカーみたいにつけてきて、髙石が高いところから落ちようとするのを邪魔する感じで恋してくるわけで、この辺りはタイミングの問題もありなかなか面白い。これからも色々と落ちる場所が提示されていくのだろうか？

そして、追いかけられる髙石の挙動不審なところがこのドラマの見どころなのだろう。「ベイビー〜」でもそうだったが、こういうドギマギした役は彼女の専売特許的なところがあり、今後、重宝されそうではある。そして、年齢を重ねた時にこのあたりがどう役に展開していくのかも楽しみなところだ。

そして、教師役の橋本。ジャニーズにしたら普通の顔をしている。とはいえ、流石に基礎がちゃんとできてるというか、髙石に対してドギマギ感がなく、普通にドラマの中に存在する感じが髙石とのコントラストとしてうまく出せている。もう少し、授業中のいい加減な感じをドラマの中で見せてほしい気はする。

最初にも書いたように、いたってシンプルな話であり、小劇場の舞台でも演じられるような世界だ。だが、そんな中で今回の最後にあるような「たい焼き」を勝手に齧ってしまうようなところがうまく描かれているし、そういう日常の変態みたいな感覚をどこまで押し込めるかということか？

これは、現代の変態恋愛論と見ていけばかなり面白い気もする。そう、恋愛への偏向は、死につながるということは、古代からよく描かれてきたことのわけで、そういうドラマが見られるということなのだろうか？というか、髙石が橋本に惹かれていくというのなら、どう惹かれていくのかというところのも見どころなのだろう。

兎にも角にも、髙石あかりには期待しかないわけで、私的には彼女を愛でるためのドラマということでいいのだろう。