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TOHOシネマズ池袋開場。池袋は映画の街になれるのか?

昨年の7月に「グランドシネマサンシャイン」が開場したのに続き、今日7月3日、旧豊島区役所の位置に「TOHOシネマズ池袋」が開場した。隣の豊島公会堂後は1300席の大ホールとして先に開場。池袋のこの地域は一大文化圏に生まれ変わった。「ここが池袋?」という風景が下記のように広がっている。

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とは言え、コロナウィルス 禍で、施設全開とはいかないのが残念な限り。だが、今日の「TOHOシネマズ池袋」はなかなか活気があった。緊急事態宣言解除後、映画館に客がいない状況しか見ていない私にしたら、下記のような状況は、久しぶりだった。とは言え、開場日にしたら寂しい気はするが…。

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しかし、マスクをしながらの館内のスタッフはすごい活気で「いらっしゃいませ」の連呼。やはり気持ちいい。ソーシャルディスタンスを取りながらも元気なのがいいと思う。ちなみにこの日、東京の感染者数は124人と発表されている。そして、ここ池袋は感染が多い街と名指しされているが、元気な笑顔にはウィルスはよってこない気もする。とにかく警戒しながらもテンション高くがニューノーマルのあり方ではないだろうか?

そして、この日観たのは、大森立嗣監督作品「MOTHERマザー」。開場日に観るには、少し重いかなと思ったが、先に最も大きい画面のスクリーンを観たかったのでこれにした。(作品レビューは別途)

そして、下記がスクリーンの入り口とスクリーン

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開場したばっかりのスクリーンの、新しい匂いが新鮮だった。こじんまりとした空間にゆったりとした鑑賞ができるスペースというイメージ。最大のスクリーンで313席だから、中規模のシネコンと言えるが、この 10番スクリーンはDOLBY ATMOSが使えるスクリーンで、周囲と天井に数多くのスピーカーが配置されている。早く、対応作品を観てみたい、いや聴いてみたいというところだ。

映画館全体が、少しこじんまりとしているが、そこは池袋らしい映画館なのかもしれない。ただ、雰囲気は、新宿や日比谷より好きな人はいるのではないか?そんなオシャレ感を匂わせるのだ。ゴジラが必要ない雰囲気という感じかもしれない。

考えれば、私が池袋で多くの映画を見ていた頃、つまりサンシャイン60ができた頃の池袋の映画館事情を考えれば、本当に涙が出る状態である。その頃の池袋の風景については以前私が書いた下記のnote記事を読んで欲しい。

そして、これで池袋のスクリーンは

「TOHOシネマズ池袋」10スクリーン、

「グランドシネマサンシャイン」12スクリーン、

「池袋HUMAXシネマズ」6スクリーン、

「シネルーブル池袋」2スクリーン、

「シネマ・ロサ」2スクリーン、

「新文芸坐」1スクリーン、

「シネロマン池袋」1スクリーン

計34スクリーンということになった。池袋史上最高のスクリーン数となったということだと思う。そう、池袋は映画の街になったと言ってもいいのだ。もう、東京国際映画祭は池袋でやっても問題ないレベルである。西口の池袋芸術劇場とともに池袋の大芸術祭をやって欲しい。多分、これを推進している豊島区の目論見はその辺りにあるとも思える。

まだまだコロナウイルス禍の真っ只中にあり、映画館も半分しか人を入れられないが、新規オープンの声にのせて、池袋の映画館に人が戻ってきて欲しいと思う今日でありました。ご近所の週末時間がある方、新しい映画館で映画鑑賞いかがですか?

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