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「ミス・ターゲット(第3話)」婚活パーティーが婚活詐欺の狩場ではあるのでしょうね

前回、沢村一樹が上杉柊平の父親と知り、好きになりかかっていたのに「大嫌いです」と言って、婚活振り出しに戻った松本まりか。しかし、ドラマが始まる前は、彼女が主役で大丈夫か?とも思ったが、なかなか勢いある演技をしていて演技的にはかなり乗ってる感じがする。そういうのが、見ている方にわかるのはドラマを面白くする一要素だ。

そして、結婚詐欺師見習いの鈴木愛理に言われて、婚活パーティーに出ることにする松本。その前に「ちょーだい女子」のサシスセソに騙されるなという話が入ってくるが、まあ、男は単純で褒めてくれる女なら騙されてもいいという感覚がある。それが、金持ちならなおさらで、最初からこのドラマで言われているように、騙されたと思っても騙されてないというのがバカな男の典型ではある。

そして、まあ、よくある話だが、婚活パーティーで松本と上杉が出会ってしまう。そして、嫉妬もあるのか、上杉の悪口を言いふらす松本。そんな、松本は年収一億の男を探すが、見つからず。それでも、感じのいい浅利陽介とマッチング成功。上杉も最初から感じの良かった、工藤美桜とマッチング成功。

そんな中、沢村一樹は、その婚活パーティーに詐欺師が紛れ込んでいると出動するが、行った時にはパーティーは終わっていた。ここで、松本がターゲットで、うまく逃げたと思ったが、本当のターゲットは工藤だったというオチ。

そして、松本は浅利陽介が年収一億以上の社長と知り、のぼせるが、そこで工藤が「ちょーだい女子」だということを知り、浅利のの連絡先も聞かずに駆け出してしまう。もう、上杉を放っては置けない状況なのね。

だが、上杉は、工藤に騙されるどころか、彼女のやってることに気づき、他の男にも金を返すように諭していた。そう、彼は元警官で、そういう臭いはわかるのでしょうね。そして、そんなところに駆けつけた松本は沢村にばったり会うが、まだ沢村は彼女が詐欺師とは気づいていないよう。そう、ここでわかったらドラマが終わってしまう。

そんな中、筒井真理子の話が興味深かった。沢村が狙って捕まらなかったのは自分だけだというのだ。ということは、どこで沢村が松本の真実に気づくかというところですよね。でも、上杉に詐欺を仕掛ける状況ではないし、この回で、彼女が本当に上杉を好きになってしまっているのはわかるから、ここから、どういう複雑系にドラマを運んでいくかですよね。そういうのは、脚本の政池洋佑は、結構うまいような気がする。ここまでも、脚本的にはスキがない感じですしね。ラブコメとしては、なかなかセンスの良い一編として見させていただいております。

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