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「恋なんて、本気でやってどうするの?(第6話、第7話)」ラストに向けて、一気に恋愛モードが明確になるも、先にある波乱の予感

ドラマは、折り返し点。今まで描かれていなかったことがいろいろわかって来る。先々週、最後に出てきた斉藤由貴は、ギャンブル中毒で施設にいたことがわかり、先週は松村の元に帰ってくる。広瀬と松村の恋愛モードが明確になったところで、その恋敵が母親だったという流れ。少し、エグいものが仕込まれた脚本。

しかし、斉藤由貴という女優は、こんな感じで結構長く役者を続けるように見える。風吹ジュンみたいに。でも、風吹とはまた違った中年から老年にかけて少し道を逸れたような性格の女性が似合う。そして、そういう役は現代には絶対に必要だろう。彼女しかできないような世界を作り上げているのがなかなか興味深い。

そして、ドラマは、先週の6話で、松村の父親が出てきて、店をたたむ話に。そして、藤木直人の昔、取引で他人に迷惑をかけ、服役していた事実もわかる。料理はフランスの名もないレストランで学んだというのは少し格好いい話すぎるが、まあ、それを皆に吐露したことで人生が動き出した感じはする。その前にいたのが、西野七瀬。切ない恋の感じが辛いですね。とはいえ、結果的には、リセットして前に進まないといけない…。

今週の7話は、松村に広瀬たち仲間が皆で、店の再建を手伝うという、ある意味、おとぎ話的な話。こういう雰囲気は嫌いではない。藤木に対してネットでの炎上があったものの、炎上には、自ら進んで意見を言うという形に。そう、ネットの暴言など、真摯に受け止めて自信をもって会見すればどうにかなるものだ。人柄は、他人の暴言などで崩されるものではない。ネット社会に壊されないようにするには、まず、自分に対して自信を持つことでしかない。

飯豊まりえは、岡山天音と徐々に親密になり、前の愛人関係を切るも、その妻に訴えられるという状況に。今や、悪いのは男というものではないという流れ。実際に、こんなこともあるのでしょうな?先に訴えた方が勝ちなのと、後ろめたい方が負けという論理で動くのでしょうか?見ている方からすれば、飯豊と岡山の恋は一番うまくいってほしい感じもする。

西野七瀬は、藤木に近づき、最後には夫に別れてくれと頼むところで終わる。次回予告を見ると、藤木の子供も出てくるようだし、こちらの恋愛模様はそううまく前に進みそうもないが、なんか、西野は、幸せにならないといけない感じが私はする。というか、西野七瀬、芝居の上手い下手はどうあれ、すごく綺麗になってきている。そう、男から見たら守ってあげたい感じ?そういう女が嫌いな方もいるとは思うが、私は、このドラマで西野にすごく興味を持ってしまった。

そして、広瀬、大切な髪留めを邪険にされたことはショックであろう。そして、仕事でも、自分の作品がなかなか量産できないことに苛立っている。そう、3人の恋愛の中では、最も波立つ感じ。それは主役だから仕方ないだろうが、恋敵が斉藤由貴なのはすごく辛いですよね。

さあ、脚本家は、これらをどうまとめて彼女たちの未来をどう見せようというのか?すごく興味深いことは間違いない。このドラマ、結構まとまりはいい気がします。

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