「消せない「私」~復讐の連鎖~(第9話)」復讐はまだ終わってないって、ここからが修羅場?
志田彩良をレイプして配信で動画をばら撒いた3人への復讐はとりあえず終了して、志田は自主するというが、本郷奏多は、それを許さなかった。自分に火の粉が降りかかってくるからだ。ある意味、それで、ラストには志田はパスポートを取って、海外に逃げようとしたのだろう。
だが、そこで自分が養子だったと言う事実に気づく。その前に片山友希が、放火の時効は25年だと言う話をする。つまり、まだ、志田の家が燃やされた犯人は別にいると言うことで、そこにラストに迫っていくと言うことなのだろう。結構、スリリングではある。
そう、その片山は志田を呼び出し、不審なことが起きた3人について志田にきく。つまり、何か志田が怪しいが確証が持てないと言うところだろう。この時の片山の志田に対する芝居がなかなか良かった。この人、普通に芝居が上手い人だと思った。そう言う意味では、朝ドラ「ブギウギ」では彼女うまく使われていませんでしたね。踊り子の話だと容姿が目立たないといけないと言うことでしょうかね。
そして、この対話で志田もポーカーフェイスで応えるわけだが、彼女、こう言う演技がなかなかハマっている。クールビューティーな役をやらせたら、この年齢の女優としては、これからも結構重宝しそうな気がする。
そんな、取り調べというか会話の後で、最後に復讐した小日向ゆかが本郷の店から出てきて車に撥ねられてしまうところに出くわす。それはあまりにも想定外だったはず。なかなかこのシーン映像のカット割りが良かった。
しかし、志田に協力したホストが、その恨みで刺されてしまうとは、こういう話は本当にありそうで辛い。昔だったら、クラブのホステスの怨恨話みたいなのが普通だったが、最近はホストがそれに変わっている。金を欲しさにホストをやる人間は、こんな日本ではさらに増加するだろう。起業する女たちがどれほどその遊びに飽きずに注ぎ込むか?という問題はあるが、世の中の夜のマーケットはそんな感じに変化している。なんだかな〜と思うおじさんである。
で、復讐した2人はこの世からいなくなり、生きてるのは吉本実優のみ。次回の予告では、その吉本も復讐をしようと治ってきているようだ。今度は、復讐することと、されることが一気に志田に襲ってくる感じなのだろう。この流れを見ていると、誰も幸せになれない流れですよね。まあ、昔から復讐劇ってそういうもので、赤穂浪士みたいに、最後は復讐したものは、自ら命を捨てるしかないのかな?なかなかここまできて面白さが続いてるのは、評価できる深夜ドラマと言えるだろう。
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