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「墜落JKと廃人教師(第4話)」二人きりの時間と口移しのためのキス

「一度堕ち始めたらもう、後戻りはできないのですから」という髙石あかりの最後のセリフ。ここから恋愛のモードが変わっていくということでしょうね。

このドラマ、今日で4回目だが、なかなか生徒と教師の恋愛というものを哲学的に描いた秀逸な作品になってきた。髙石あかりの目の表情にたまらなく惹かれたりするのもあるが、なんか、橋本涼も近づきそうな感じで一歩前で止まってる感じが面白い。恋愛の駆け引きをどうドラマで具現化するかみたいなことを試してる感じのドラマである。

そして、今回分かったことは、橋本が学生時代に女教師と付き合っていた?ということだ。そして、写真に写っているのは小沢真珠。目の大きさが印象的なのは、髙石に似ている。でも、髙石には、小沢のような役回りは演じてほしくない気がする。とはいえ、もう「ベイビーわるきゅーれ」みたいな作品に出てるから、清純派路線はないですね、多分。彼女の魅力をどう活かしていくかは時代がどう動くか?というところもあるのかな?

で、今回はまずは、橋本が熱を出して学校を休み、髙石がお見舞いに来るところから。まあ、お見舞いに来るということは、それなりに橋本に好意を持ってきたということなのでしょうね。そして、彼の部屋の汚なさと臭いに嫌悪を示しつつも片づけ出す髙石。そう、このJKは決してズボラではない。そして、橋本が「水を口移しで飲ませてくれ」というのを一度は拒否するものの、倒れている橋本に気づかれないように、それをしてしまう髙石。帰り道で動揺してまともに歩けなくなるのが面白かったが、こういう演技、この子上手いですよね。コメディーに出してもかなり面白い演技ができると思う。

そして、橋本が学校に戻ってくるも、髙石が学校の倉庫を整理中に橋本が現れ、閉じ込められてしまう。とはいえ、これは橋本が仕組んだことだが、髙石は簡単に外に出られてしまうというミス。それでも、橋本がかわいそうだったのか、またそこに戻って助けを待つ髙石。ここで、橋本が怖がる「人体模型」が本当に怖いのが印象的。このネット時代、こういう模型も必要なくなる感じがしますよね。大体、学校にあるのは知っていたが、それがためになったかというと疑問で、図解で十分だった気がするんですよね・・。

そんな中で、最初に書いたセリフが出てくるのですが、もはや、髙石は橋本に堕ちそうな感じ。そう、墜落JKとは、恋に堕ちていくことも表現した題名なのですね。常に特に大きなドラマはなく、二人の会話劇なのですが、なかなか現代的な教師と生徒の恋愛ドラマと見れば、ここまでかなり面白いです。

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