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「街並み照らすヤツら」なんかコントみたいだが、話的には意外に面白くなっていきそうな・・。

「セクシー田中さん」問題で、企画が差し替えになって、無理やり作ったと思われるオリジナル作品。なんか、脚本にコクがないのは、そういう理由からだろうが、その分、話はシンプルでそれでいて、自分が儲けようとしたことで、とんでもない展開になるという流れは結構面白いかもしれない。

しかし、主演は森本慎太郎で、ヒロインというか、その奥さん役が森川葵って、やはり、これっていう俳優が抑えられなかった感が強いが、話が面白ければいいのであって、とりあえず見始めると、そこは潰れそうなケーキ屋さん。そして、客もまばら。だって、シャッター商店街にケーキ屋は苦しいよね。その上に、ミキサーとオーブンが壊れているって、どういう設定。だが、ケーキ作りは好きらしい森本。だが、造形センスが全くない。それで、まだこの店を続けたいと、商店会費から借りられないかと会長(船越英一郎)に相談。だが「自分のやれることを精一杯やった奴にしか手は貸せない」と断られ、その夜、倒れて気づいたら病院のベッドに・・・。そして保険金を貰うために入院してるという竹中直人に出会う。

そして、妻の森川が水商売のバイトを始める中で、森本はバーをやってる浜野謙太に竹中の話をすると、一緒に森本の店に偽装強盗をして、保険金を貰って商売をやり直すんだと提案される。そして、浜野の店の常連客の若い二人と一緒に強盗することに。で、実行するが、そこに森川が現れて中途半端に終わるも警察が捜査に来てくれて、保険金は降りるのか?というところまでくる。

その刑事が、宇野祥平と吉川愛。この間まで女子高生役をやっていた吉川がここでは刑事だ。この辺りの女優さんは最近は10歳くらいの幅で色々こなす。で、どうでもいい質問をさらりとする吉川の感じは面白く、これからどう、森本を追い詰めていくのかは興味深い。宇野祥平は全くやる気がない感じだが、最後はクールに決めるのか?

そして、こんなドラマの中に色恋の話も入れるとこうなるということだろう。偽装強盗の共犯者の曽田陵介が森川葵に惚れてしまうという話を突っ込んでくる。確かに強盗に巻き込まれた時に森川は水商売仕様の化粧をしていて、ドレスから胸元もちらつかせなかなかセクシーであり、惚れるに値する。最後にまた、二人は同じように遭遇するが、森川、今度は白のドレス。なかなか水商売の女にときめく男の心理を詠んだような展開。この脚本、キャバクラで書いた?

とにかくも、森本の計画は、中途半端ながら動き出し、保険金がどうなるか?という中で、今度は同じ商店街の酒屋の皆川猿時の娘、月島琉衣がケーキ屋に現れ、森本に「偽装強盗をうちの店にもしてください」と懇願してくる。えっと思ったのは私だけではないだろう。商店街に偽装強盗だとバレているのだ?多分、そういう中で彼らは同じことを続ける展開。つまり、この話は、商店会の存続VS保険会社VS警察のドラマなわけである。初回を見る限り、結構面白そう。そして、水商売姿の森川葵に私も惚れてしまったので、次回も見る約束をします。

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