「西園寺さんは家事をしない」松村北斗の涙で、男を泣かせるドラマはずるい！

松本若菜も連ドラ連投が当たり前になってきて、役柄の幅も広がってきた。そして、女優としての艶みたいなものが感じられるようになり、綺麗になった気がする。

ドラマは、コミック原作の、ラブコメ。松本の役は家事を全くしないのに、家事アプリを作っているという、職業とプライベートがあまりマッチしていないありがちな役。そんな彼女の会社に途中入社でやってくる、パイナップル（アップルの紛い物）にいたという、プログラマーの松村北斗。

松村のマンションが引っ越してきてすぐに火事にあって住むところがなくなるという展開。これ、家事と火事はかけてますよね。描いてる方は、ノリノリで書いてる感じがする。

そして、松本が心配して松村を追うと、まさかの彼は子持ち。母親は亡くなったということだが、ネットカフェに泊まるという彼を見かねて、賃貸部屋付きの自分の家に連れていく。まあ、まだ住む人がいないということで、流れでそこに松村たちを住まわすことに。

まあ、よくある、半同棲状態になってしまうのは近すぎるから、自分の店子にすることで、まあ、ゆるい感じが作れるわけですね。ドラマとしてはなかなかの名案。そして、よくあることだが、この二人の性格がなかなか正反対というのも面白い。

で、リアルでは松本若菜40歳、松村北斗29歳ということで、ほぼ一回り差のコンビであるが、最近は、こういうのが全く不可思議に思えなくなったのは時代ではありますね。で、松村がもう29歳というのにはちょっと驚いた。

あと、突然子供ができてしまう感じは「海のはじまり」に近いが、向こうがなかなか傑作になりそうなので、この設定は損な感じもする。とはいえ、一緒に住む犬とシルバニアファミリーがどういう化学変化を起こしていくかは興味深いところ。まだ、恋人関係になるようなことは一つも起こってはいないが、子供が接着剤になるのか？最近の子役は下手くそなのがいないですからね。

そして、初回は無事終わり、まだ、他にあまり個性的なキャラは現れていない感じはするが、この不可思議なお隣さん同士ということが、いつ会社にみつかってしまい、友人親族にどうばれていくかというところと、二人の愛情がどう近づいていくのか？というのがドラマの見どころでしょうね。

まあ、松本若菜のキャラだけで、それなりに初回は見てみようかなという感じにさせているのは、ドラマ的にはお見事な感じもあるし、あと、ドラマにどんなアプリの世界が出てくるのかは、ちょっと楽しみな感じがする。ただ、松村がプログラマーに見えにくいのがちょっとね・・。