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「シッコウ!!〜犬と私と執行官〜(第7話)」 執行する側が、執行される側になり、心穏やかになるの巻?

伊藤沙莉は、本当に生き生きとした演技をしている。執行補助をしてる時と、犬の介護をしてる時のスタンスが一緒で、違和感がないのがいい。このドラマで、執行官の話と犬の話がうまくクロスして違和感がないのは、伊藤の演技によるところが多いと思う。今回、裁判官の法服を着たシーンが出てきたが、来年の朝ドラも意識しての法廷妄想シーンだったのか?とにかく、来年の今頃は伊藤に注目が集まっていることだろう。楽しみでしかない。

そんな伊藤だからこそ、織田裕二が相談があると言われ「ほ」だけ言われ「惚れている」と間違えてしまうのも仕方ないところ。そして、中島健人も寝ている伊藤にちょっかいだそうするのは、完全に惚れている。そこに違和感を感じさせないのもいい。

で、今回は消費者金融「タンタンファイナンス」が取り立てできない債権を執行してもらうところから。その現場に現れたのは、その会社の波岡一喜。とはいえ、織田が部屋に入り確認すると執行できる動産がない。そして執行不能という結果。そういうこともあるのねと感心した。そして、洗濯機とか冷蔵庫とかテレビなのど生活必需品は動産として抑えられないらしい。多分、PCは抑えられてしまうのだろうね。そこから考えると、NHKがPCから受信料を取ろうとしてるのには無理がないか?と思ったりする私である。

そして、ファイナンスの波岡は、執行できないと聞いて、いわゆる闇金の恫喝のような態度で織田にあたる。まあ、債権者が怖い人の場合はあるのでしょうな。とはいえ、波岡、ここでは暴力を振るわなかったので慣れている感じ。

その話が終わったかと思ったら、今度は「タンタンファイナンス」が債務者になって執行を頼みにくる。家賃の支配等で色々あり、ビルの家主が「タンタン」のある階だけ電気を切ったという。執行官の仕事としてビルに向かうが、そのビルには反社の影がちらついてると、電気屋の小倉一郎が言う。と言うことで、警察も立ち会いで呼ぶことにする。案の定、ビルの持ち主の強面の皆様集合となるが、警察が到着した時点で反抗を止める。なんだかんだ言って、警察の力は大きいと言うこと・・。

そして、電気はつながり、そこにいた波岡は織田たちに礼を言い、次からは債務者のことも少しは考えると言うのだった。ドラマ的にはよくある流れではあったが、電気をビルの管理者から止められて困ってるという話は珍しい話でしたね。

そして、そんな話の中で、これまで2回も執行された板谷由夏がまたしても登場。クラウドファンディングを始めたから協力しろという。その板谷、織田の顔を覚えていないという軽さ。このキャラも、ドラマの中で特に必要ではないのだろうが、邪魔にならないもので、そういうのは脚本のうまさですよね。

あと、草食系とか肉食系とかソース顔とか醤油顔とかの話をおじさんたちがしてましたが、そう言われれば、すっかりそんなこと言う人いなくなりましたね。こういうセリフ書いてる時は、脚本家楽しいのでしょうな。そういう執行室のホンワカ感の出し方もグッドです!

次週から最終章ということは、あと2回ですかね?伊藤沙莉はどんな道を進むのでしょうか?

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