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「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明〜(第7話)」金まみれになった末の狂言誘拐と連続不倫というお騒がせ話

娘が誘拐されたが、警察には言えないということで、天海の事務所にきた仕事。誘拐事件など警察に任せろと思うも、報酬1500万に釣られて引き受けることに。話の筋書きとしては結構、今ならありうる話にもみえ、それなりに面白かった。

まず、事業に成功して金持ちになりたての夫婦役が、山崎樹範と酒井若菜というのが、あまり金持ちが似合わない感じで良い配役。そして、家中に監視カメラを仕掛けられビビっている感じが面白かった。そして、犯人の指示にしたがって、ホームパーティー。ここで呼ばれてくる輩がみんな、それなりに金持ちそうだが、もう一つセンスが貧乏くさいのがなかなかうまい演出。

そして、山崎が不倫している相手が歯医者の水沢エレナというのもわかりやすいというか、こんな綺麗な歯医者さんいたらまあ不倫もしかたない感じが良かった。そして酒井も同じように不倫してるわけで、そんな二人にイチャイチャしろという犯人からの司令。

ここで、これが娘自身の狂言誘拐だと認識する天海と松下。なかなか真相を掴むのが早かった。こういう事件を風間公親に解決してほしい気もしますよね。子供相手に彼がどう対応するか見てみたい。もう、番組隣だから、出せばいいのに!彼が出てきて子供が泣いてしまう図が見たいのですよ、私は。

で、冗談はともかく、話はそこから、本当の誘拐事件に様変わりする。狂言誘拐のサポートをしていた娘の元家庭教師で、山崎の元不倫相手である浅川梨奈が娘を殺すと言ってきて、助けたかったら酒井に水沢を殺させろと指示する。そこで、天海がこれをどう処置するかが今回の見どころ。

しかし、浅川梨奈、この間まで「大病院占拠」でも犯人役やってましたが、こういう役がまわりやすい女優になりつつあるのでしょうか?まあ、最後に酒井を刺しにきた時の顔はなかなか犯人の顔してましたからね。子供と相手してる時との落差はなかなかお見事でした。

そして、水沢と天海が入れ替わって、隠しカメラでもバレないように狂言殺人を演出して、それを見て、生き残った酒井を浅川が殺しにくると読んだ解決方法。こういうのは、警察でなくて探偵だから許されるのですよね。風間公親のドラマでも似たような芝居して解決したりしてるが、ああいうのは警察はやってはダメです。このドラマを風間のドラマの後に見ると納得いきます。このドラマ二つ並べてるのはわざとなのでしょうか?

で、今回は白石聖は色々走り回らされるも、あまり活躍はさせてもらえませんでしたね。ダーティーハリー丸山智己は、クロダイを天海にプレゼントしにきて、なかなか辛い扱いをさせられながらも、最後はいいところで手柄の逮捕をさせてもらえる図。この辺りのキャラの使いまわし方はなかなかよくできた回でしたが、いつもに比べハバネロ風味が少なかったり、松下のIQ の高さでの解決みたいなのがなかったのは物足りない感じでしたけどね。

でも、風間公親のお口直しとしてはよくできましたというところでした!

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