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「あたりのキッチン!(第9話)」将来の夢とそこに至る道とスパイシーカレー

このドラマ、後2回で終了だろうか?とはいえ、もう話はクライマックスに入っている桜田ひよりが料理人になるのを決めて、調理師になるために学校に行くのか?「阿吽」で働くか?それとも?という話の流れ。

その中で、子供が道で倒れているのを見て、「阿吽」で料理を食べさせて話をすると、突然その子供は桜田に「結婚してください」と言い出す。そして、その子は超有名な料亭の息子だった。自分が良い料理人になるために、美味しいものを食べ歩いているんだという。そして、桜田との料理会話の中に何かを見出して、そんな言葉が出たらしい。そんな子供の戯言に向きになっていく渡部篤郎の息子の窪塚愛流。今回はその窪塚も高校を出た後の進路に悩み、流れの中で「阿吽」を継ぐと決めたりもする。桜田と窪塚の二人の未来が動きだす話としては面白かったです。

で、窪塚愛流。最初からなかなか爽やかでしたが、芝居もどんどん上手くなってくる感じは見えますよね。来年はかなり有望な俳優として扱われてくるのではないでしょうか?ということよりも、お父さんがかなり異端な出方をしていたので、本当に息子?と思うところも多かったりします。でも、そんな勝手な想像は無視してヒーローになっていく感じはありますね。

そして、窪塚が少年に料理で料亭の味をこえてやるとか勝負を挑んだりしてしまって料理を始める窪塚。まあ、その前に、卵焼きさえまだまともにできないことがバレていますから、桜田が手伝ってもどういう料理が出されるかが興味深かったですが、その料理は「カレーライス」。

確かに料亭には無いメニューという点では勝負も可能と思いましたが、その味をどうこだわっていくのかが問題なところでしたね。そして、市販のルーを半分使って、あとはスパイスで味を整えたカレーが出来上がる。話を聞いてるとお子様カレーから、大人向けのスパイシーなカレーへのブリッジ的なものでしたね。カレーとは食べる場所、食べる家庭で味が変わるもの。食の勝負に使うにはかなり難しいと思いましたが、まあ、子供はカレーが基本好きなわけで、そういう意味では成功だった感じですかね。ちょっと、今回はわかりにくいところがありましたが、なんとか話がまとめられた形。

そして、ラストに渡部篤郎から、「阿吽」で働くことを断られる桜田という展開。次回は、そんな桜田の父と渡部の縁みたいなものが語られそうですが、桜田はどうやって調理師免許を取るのでしょうか?そういえば、料亭の主人で少年の父親役の橋本じゅんは、今回、写真だけの登場でしたが、それで終わりでは無いですよね。その辺がラストにつながっていくのでしょうか?



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