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「推しの王子様(第3話)」学ぶことの意味とコミュニケーションの意味と…。

ラスト、白石聖が、渡邊圭祐と比嘉愛未が戯れあっているとことを見つめている。三角関係という流れなのだろうが、白石が渡邊を好きになった部分がまだ詳細には語られていない。この辺り、結構、重要な感じがする。

物語は、やっと渡邊が会社に貢献する話になってきた。私的には、意外に早いなと思ったりもした。とにかく、ここまでまともな会話能力や語彙力がない人間というはいないだろうと思ったところが、意外に早くどうにかなっていくようだ。そうしないと話が進まない?

でも、本を読むとすく眠くなるような人は、最近の若者には意外に多いだろう。そして、集中力の無さも身に覚えがある人は多いのではないか?そう考えると、そういう部分をどう克服していくかというのは、ドラマとしての見どころにはなる。そして、このドラマ、ラブコメなのだろうが、ビジネス的な要素も結構詰まっているので面白い。

今回は、資金を出資してもらうためのプレゼンが、相手先の担当のおかげで二転三転する話。こういう話は大企業でのものつくりにはよくあること。やっているうちに誰が一番偉いのかわからなくなる。決定権のないひとの話を鵜呑みにすると、大変なことになるという話だ。

そして、立場が弱い企業は、それに従うという舵を取らざる追えなくなり、自分自身が何をやっているのかわからないまま、漂流する感じになる。まあ、その点は、この話、いけないのは社長である比嘉なのであるけどもね…。

そんな戸惑う比嘉を助けるのが渡邊だったという、ドラマが一歩進展する話。相手の社長である、船越英一郎の自伝を読んで、比嘉にそれを見せる。それを読んで、腹を括る気になる比嘉。オチとしては、渡邊がマーカーを引いていたところは役に立たなかったというところはあるが、まあ、お手柄物語は気持ちよかった。

今回も、渡邊は一生懸命なのだが、集中しない。そして、比嘉に「こんな勉強して意味あるのか?」ということを聞くシーンがある。そこで、比嘉は「あなたの学んだことは全部あなたの財産になる」という金言を放つ。その通りなのだ。小学生の勉強は、大人になって、何の役にたつのかがわかる。まあ、わからない人の方が多いのかも知れないが…。今の総理大臣の仕事ぶりを見れば、そんなこともわからない人が多いのは納得する。馬鹿でも総理大臣になれる国ではいけないよね!

話が脱線したが、社内で完全に馬鹿にされていた渡邊が少し、最後に寄り添ってもらえる感じはなかなか良い終わり方だった。そして、ラブコメ的なストーリーはここからなのだろうね。比嘉がどう渡邊を本気で好きになっていくか?興味深いのでころだ。

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